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求職中のフラッシュバック

診断は受けていないが、私はかなりの特性持ちだという自覚がある。
なぜ受けないのかと言えば、診断を受けたから何かが変わることはないと
考えているからだ。
「障害者」となる事のメリットとデメリット。
私にとって、現状ではデメリットの方が多いであろうと思う。
これまで何度も「障害者」であると認めていきたほうが良いのではないかと
葛藤してきた。
本当を言えば、今も。

でも得手不得手や個々の特性は、全ての人にある。
こと「発達障害」とされる特性に関しては
健常か障害かなんてジャッジすることへの違和感を、私は常にもっている。
それぞれにあった生き方を選べない社会の方が「障害」なのだと。

しかし特性があると、社会で生きることがすごく大変だ。
人間関係、仕事での作業。
うまくハマらなければ、そして周囲の理解もなければ長く続ける事も難しい。

私もずっとひと所で生きてこなかった。
地域も職場も。
そして数年勤めても、次の職場探しになると大きな壁に毎回直面する。
ひとりで子育てしながらだと制約も多い上
特性があることでうまくやれず、二次障害のような状態に陥ってしまう。

1年半前の求職活動の時のこと。
私は放課後デイにパート入社した。
障がいのある子に関わりたいという気持ちや、福祉や精神について勉強して資格を取りたいという思いもあったから選んだ面接先だった。

その時も私は3分ほど面接に遅刻してしまい
履歴書も直前に慌てて書いたためどこかに不備があったと後に罵倒された。
社会人として人間として異常だ!!!と。

結果から言えば採用されて、職場のパワハラですぐ辞めることになったのだが、こうした独特の時間感覚のずれ(ギリギリ直前までやらないとか、出がけに他のことが気になって手を着けてしまい間に合わなくなるとか)は
確かにあると思う。
それが人間としてクズだとかどうなのかは置いておいて、そういう特性があることは否定しない。

ちなみにその職場の代表は、過去に未成年への性犯罪で逮捕歴があり、最近再び従業員への暴行現行犯で逮捕されたと新聞に載っていた。
私へのパワハラも、電話でも脅迫のような激しい嫌がらせで無関係な人まで巻き込み、現場責任者も同じ様にパワハラ気質の人だった。
サービス早出を強要されたり、従業員に対し暴行や人格否定さえする職員や経営者の放課後デイ・・・。
しかし今も何事もないように、普通に経営しているのが怖い。

結婚相手もモラハラ男だったし、職場もこういう所を引き当ててしまうのは偶然なのか、それとも私が引寄せてしまうのかは謎だ。

こうした経験、否定や罵倒の中で生きてくると、自分に自信が無くなり
自己肯定感も皆無というように人格形成されていくのは当然のことだと思う。

自分自身の「やらかし」と
それに対する人格否定。

ドラマ「リエゾン」の主人公である研修医女子にもそんな光景が描かれていた。なんで出来ないんだ!!向いてないから辞めた方がいい。人間として異常。

そしてそういう言葉や経験が、ふとした時に何度も何度も鮮明にフラッシュバックする。
自分は何をやってもダメなんだ。
こんな人間が生きているなんて。
役立たず。

苦しいね。
次の仕事に踏み出そうとする度に、自分に出来るだろうかという不安しかない。
こんな仕事やってみたい、というワクワク感より
またできないかも・・・の怖さ、否定される恐怖だ。

私たちのような特性ある者は、否定のない場所で咲けるような社会が欲しい。
出来ない事も多いけれど、普通の人より得意なことも
私たちにはあるよ。

同じ様に感じている人がいたら、いっしょに前に進んでいこう。

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