小さな同窓会〜大切な街と人〜

中学からの友人から久々にランチの誘いを受けた今日。
コロナの前までは、結構頻繁に会う仲だった2人なのに、なんだかずいぶん久しぶりに感じた。

待ち合わせた京橋の街も、ずいぶん久々だった。
明治屋から日本橋三越までを2人でゆるゆると動きながら、美味しいもの&美しいものをハンティング。
ランチは少しだけ肌寒さを我慢しながら、感染リスクの低そうなテラス席で。
近況報告が尽きない尽きない。

その後、アーティゾン美術館を初見学。
オープン前はしょっちゅう近くを通っていて、オープンを楽しみにしていた。開館と前後して私の生活が変わりコロナ余波もあり…今日、駆け足ながら、やっと望みが叶った。
感染防止&安全対策に気を配った物物しいゲートでは、ちょっと気遅れしてしまったけれど。
「鴻池朋子ちゅうがえり」展では、命を感じる展示と宇宙を感じるインスタレーションに心洗われた。
11月からの「琳派と印象派」も興味津々。
館内のカフェも良い雰囲気で、ちょくちょく足を運びたくなった。
京橋の街がまた一歩身近な存在になった気がした。

そして丸善、高島屋を過ぎ、日本橋を渡って三越へ。
お互いのお気に入りのショップを少し覗いて、デパ地下に寄って解散。充実した再会だった。

銀座〜日本橋は、社会人になって以来、ずっとお気に入りの散歩ルートだったけれど。なんだか久々に街の顔を見た気がした。
よく歩いていた頃よりも、京橋界隈が賑わいを増し、さらに楽しみが増えた気がする。
好きな人の新しい魅力を見つけて、また少し好きになる。そんな気分の街歩きだった。

コロナで生活が変わっても、大切な人や場所や時間は、触れるたびに、そんな風に、"かけがえのなさ"を実感させてくれるのかもしれない。