『ロマンシェ』原田マハ
君が生きているその場所。そこは決して世界の端っこなんかじゃない。君が叫んだその場所こそが、ほんとの世界の真ん中なのだ。
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〚あらすじ〛
アーティストの卵の主人公が、日本の美大を卒業後、パリへ留学する。懸命にパリで奮闘する最中、出会ったのは憧れの小説家だった…。そこから主人公の道が開かれていく。
〚感想〛
テーマはアート。"ユニークであることが、天才よりもはるかに大切"なアーティスト。そのユニークさを作り上げているのが、主人公・美智之輔の乙女な恋心や、自由に生きられない苦しさだったのだろう。
そんな人たちが、"自由"な雰囲気のパリに惹かれる理由でもある。叫びたいときに、叫べる勇気がもらえる、そんな小説。
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