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公務員時代実績0だった私の出版が決まるまで(後編)

こちらは、2021年11月に「株式会社ぎょうせい」より発売される『公務員男性の服』という本の出版に至った経緯をまとめています。

前編はこちら。

公務員だった頃に聞いたことがある出版社をいくつかピックアップして、思いの丈が詰まった「出版企画書」を送った私。果たして返事は来るのか。きっと中身すらみられず捨てられてるんだろうなー。という感じでほぼダメ元で全然期待していなかったのですが……


なんと。


来たんです。本物の編集者さんからお返事が。



しかも1社じゃないという。


それでね。お話しできますか?と。


マジかと思いました…!!


今まで修士論文くらいしか書いたことのない。しかもまだまだ起業したばかりでしかも公務員時代に何の実績もない私に、出版社の方が興味を持ってくれている。一体これはどういうことだとしばらく本気でドッキリを疑ってました。もしかしたらカモなのかな…とか普通に考えてました。


でも実際に複数の編集者さんにお会いできて、


「地域ブランディングとか言っておきながら、役所で働く人は全然ブランディングされてない」

「公務員がもっとおしゃれになったらきっと世の中がよくなる」

「社会情勢の影響を受けやすい公務員だからこそ、心を守るためにおしゃれも大事」



だからっ!!

本をっ!!

書きたいのですっ!!!!


というお話をすることができました(ああ‥恥ずかしい)。

嬉しいことに、企画書を読んでお返事をいただいた編集者さんも私と同じような思いがあるとおっしゃっていて、公務員の服ってなんであんなに締りがないんだろうね〜と常々思っていたようです。しかしですね、やっぱり私の扱う題材って本にするのがなかなか難しいらしく「すごくすごく本にしたいけれど、どういう風にまとめようか…」という編集者さん泣かせの案件だったようでした。

そんな中、怒涛の勢いでマッチングしたのが、あの『ガバナンス』で有名な「株式会社ぎょうせい」さん。こちらの担当編集者さんがこれまた素敵おねえさま(と私は勝手に思っている)なのです。「こういう風に書いてくださいっ!」という大枠の提示がすごく早くて、言いたいことが多すぎていつもまとまらずに終わる私からすると、アイデア出しの面でとっても助けられました。感謝です。

そして原稿を書き出すまでの会議も通過し(これは私の力ではなく編集者さんの力)、めでたく出版に至ったのでした。

原稿書きは辛かったです。おそらく総数は8万字とかその辺になっていると思います。最初の方は「ふふーん♪」って感じでサクサク書けていても、だんだんと辛くなる‥。しかも佳境に入るにつれてもっと辛くなる…。普段文章を書くのがあまり苦ではない私でも、さすがに最後の方はゲロ吐きそうでしたw

原稿書きについては働いて、子育てして、原稿書いて‥みたいな日々を送ることが想定されたので、編集者さんがでしめきりをかなり余裕を持って提示してくださいました。では一体私はいつ原稿を書いていたのかというと、朝4時に起きて6時くらいまでの時間帯に絞って書いていました。それを大体半年くらい(途中サボってた期間もあり)続けて、ようやく1冊の本ができるくらいの内容になりました。

原稿書きが終わると、版元から戻された原稿を校正したり、掲載しているイラスト(これは絶対に見てほしい!)を確認したりとまだまだたくさんやりとりが発生します。

中でも本の表紙(装丁)の部分には、少しでも多くの人に手に取ってもらえるように編集者さんが社内で装丁アンケートを取るなどしていて、苦労と工夫がたくさん詰まっています。

装丁のデザインについては、この本はいわゆる「おしゃれなファッション本」ではない位置付けであるというのがなかなかの難敵でした。

それゆえ読者である公務員の特性をとても詳細なところまで分析して、おしゃれすぎる表紙だと敬遠して買わないんじゃないかとか、注文した時や職場で読んでいても恥ずかしくないようにとか、表紙のみならず中身においても、読者へのいろんな工夫がされてます。普通のファッション本よりも文字が多めだったり…。

モノを作る過程を間近で見られたのは貴重でした。新しい分野の本は試行錯誤の塊なんですね。編集者さんも最後の最後まで工夫を重ねてくださいまして、ちょっと感動しちゃいました。

そんなこんなでちょうど10月22日、出版社より「無事校了」との連絡があり、あとは皆さんのもとに届くのを待つだけとなりました。企画書を持ち込んだのが昨年9月。およそ1年がかりでした。

私の出版はこんな感じの流れで決まりました。

やはり企画書の持ち込みから実現するものはそんなに多くないようです。ただ1番に言えるのは何事も行動あるのみだということ。自分でいうのもおこがましいですが、今回の場合は「思い」と「行動」が奇跡的に出版につながったのだと思います。

たしかに本を書くのは大変でした。しかし自分の言葉を紡ぎ、しかもそれが形になるという経験は本当に夢のようでした。イメージコンサルタントとしても元公務員としても、起業家としても今回の機会で一回り大きくなれたような気がします。

以上で出版までの振り返りは終わりです。もしこの本を手に取っていただいたあかつきには、背景にこんな物語が隠れていることを少しでも思い出していただけると嬉しいです。

◆私が今回書いたのはこの本↓


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