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【雑談】Spotifyでいろいろと若いころのことを思い出したという話

1.きっかけはアイマスの楽曲のサブスク対応だった

 とりあえず軽い気持ちでSpotifyのプレミアムプランに登録したのが昨年末。登録後はとりあえずCDをあまり持っていないミリオン・シャニマス・SideMの曲を漁る程度にしか使っていなかったのだが(デレマスはほぼ全曲CDで持っていたので、ショートサイズ中心でのサブスク対応となっても幸い自分的にはノーダメージであった)、最近になってようやく、Spotifyに登録されている曲の膨大さに気が付くとともに、その有益性について認識することとなったのだった。特に昔のことを思い出すことが多かったので、今回はそこらへんについて話をしてみる。でははじめよう。

2.吹奏楽の名曲が聴けると気付き、中学時代を思い出す

 Spotifyでいろいろ検索して遊んでいたとき、ふと思いつき吹奏楽の名曲「エル・カミーノ・レアル」が聴けないかと検索したところ、見事にヒットした。この「エル・カミーノ・レアル」という曲、筆者の中学時代に吹奏楽コンクールかなにかで、どこかの中学が演奏していたのが非常に格好良かったので記憶に残っていたのだが(前述のとおり、いつどこでだれから聴いたかという記憶は無い)、実際プロの演奏が収録されたものを聴いてみると、やはり格好良い。曲名がスペイン語(意味は「王の道」)であることもあって、曲の方もかなりスペイン感が強い。日本人100人にこの曲を聞かせたら、たぶん8~9割の人が「スペインっぽい」と回答するくらいスペイン感があると思う。ちなみにこの曲のスコア(ざっくり言うと、すべてのパートの楽譜がまとめて載っているもの。主に指揮者が使う)を読んだことがあるのだが、中学生が演奏するにはやや難しそうであった。少なくとも自分のいた吹奏楽部ではモノにするまでに相当な時間を要しただろうと推測される。となると、かつてこの曲を演奏していたどこかの中学の吹奏楽部は、格好良く演奏するために相当な練習を積んできたのだと思う。たしか県大会には進出していたはずだ(なおうちの中学は「ダメ金」で惜しくも地区予選敗退だった。むねん)。
 ほかにも吹奏楽部にいたときに自分たちで演奏したり、他の学校が演奏しているのを聴いたりして気に入っていた曲がいくつか見つかったので、この機会に紹介したい。

(1)エル・カミーノ・レアル(アルフレッド・リード作)

上記でたっぷり語ったが、やはり格好いいものは格好いいのだ。

(2)吹奏楽のための民話(ジム・アンディ・コーディル作)

イントロからして壮大な雰囲気で、「ザ・吹奏楽」という印象の曲。スネアの刻みがいいんだ。

(3)プスタ~4つのジプシーの舞曲(ヤン・ヴァンデルロースト作)

これも中学時代の吹奏楽コンクールか何かで他校が演奏していたのを聴いて気に入ったケース。メインフレーズがなんかクセになる。

(4)フラッシング・ウィンズ(ヤン・ヴァンデルロースト作)

「空飛ぶ乗り物で各地を巡りながらエンドロールが流れるタイプのRPGのエンディング曲」みたいな曲(伝われ)。基本的に三拍子ながら軽快でスピード感があるので演奏していて楽しかった記憶がある。

3.インディーズバンドの曲で高校時代を思い出し切なくなる

 つい先日、Hi-STANDARDのドラマー常岡章氏の訃報を知り、「ハイスタとかが流行っていたのも20年以上前か…」と切なくなったのを思い出し、Hi-STANDARDやSNAIL RAMP、POTSHOTなど筆者が高校生の頃によく聴いていたパンク・スカコア・メロコア等(正直このあたりのジャンルの分け方はいまだによくわかっていない)のインディーズバンドなどの曲がSpotifyに入っていないか調べてみたところ、当時聴いていたバンドの曲はおおむね入っていた(しかも、割とマイナーだと思っていたバンドまで網羅しており、それには驚いた)。
 当時の筆者はパソコンを使い始めた頃で(Windows98だったと思う)、TSUTAYAなどで気になるバンドのCDを借りてきてはmp3に変換して、容量1GBにも満たないような携帯型のmp3プレイヤーで聴いていた記憶がある。いや、まだカセットテープも使っていたかもしれない(MDプレイヤーは持っていなかった)。さすがに当時のカセットテープやmp3は紛失しているものも多い。久々に聴くラウド系ミュージックはどこか懐かしく、「今聴くと歌とか演奏とか荒削りだな」と思いつつも熱量の強さに心地良さを覚えるものであった。

(1)DEAR MY FRIEND(Hi-STANDARD)

ハイスタは永遠の青春。

(2)FREEDOM(POTSHOT)

スカコアでしか得られない栄養素がある。

(3)Makin' Magic(LOW IQ 01)

元千葉ロッテのリック・ショートの応援歌だった。

4.最近の好みであるジャズやフュージョンなども、もちろん古今東西問わず聴けて安心

 年を取ると音楽の好みも広がっていくもので、ここ10年くらいはジャズやフュージョンなどで、かつインストゥルメンタルの曲が好みのど真ん中になっていた。元々大学生ぐらいの頃にスカとかレゲエを聴いていた時期があったので、そこからジャズ方面に流れていったのも自然だったのかもしれない。
 当然ながらこのあたりのジャンルも豊富で、20世紀の巨人たちはもちろん、現代の最前線で活躍する若きバンドなどもたっぷり収録されており、いくらでも聴けてしまう。ちなみに、先日ちょっと触れた「BLUE GIANT」についても、映画版サウンドトラックがSpotifyで聴けてしまう。「JASS」オリジナル曲の「FIRST NOTE」「N.E.W」「WE WILL」などはぜひ聴いてほしいところである。

(1)Waltz For Debby(ビル・エヴァンス)

ジャズで一番好きな曲。レコードで時々聴くのがいいんだ。

(2)ブラック・マジック・ヴードゥー・カフェ(勝手にしやがれ)

激しいジャズがお好みのあなたに。

(3)FIRST NOTE(JASS/上原ひろみ)

今話題の映画「BLUE GIANT」を代表する曲。ピアノの低音の強さが良い。

(4)Frontiers(DEZOLVE)

現代のフュージョン界隈でもイチオシのバンドの一曲。
ちなみにドラムの山本真央樹さん、元ベースの小栢伸五さん、現ベースの兼子拓真さんはシンデレラガールズの楽曲の演奏や曲提供で結構関わりがある。

5.結論。サブスクってすごい。けど現物もやっぱり欲しい

 近年はCDショップやレンタルショップなどもすっかり減り、TSUTAYAやゲオは何屋だかわからなくなってきている状況であるが、これだけ音楽系サブスクが豊富であると、ある意味仕方がないのかもしれない。つまりは「音楽を買う」という経験も少なくなっていっていると思われるが、個人的にはやはり気に入ったものについては手元に置いておきたくなるタイプなので、サブスクでいろいろと聴きながらお気に入りを厳選してCDやレコードを購入し手元で大事にしておく、というスタイルをとっていくことにする。
 あとデレマスのCDはライブ会場限定盤を含め、基本的に新譜なら無条件で購入する。そういえば、昔買い漁っていた東方同人アレンジCDもまだ結構しまってあった気がするな…そしてCDの山に埋もれていく。

どっとはらい。

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