TAKUI/FORK IN THE ROAD〜哀しきTAKUIの嘆き

一見、この曲は普通の恋人同士の別れを歌っているように聞こえる。
しかし、TAKUIはもっと大きな別れを歌っているのではないだろうか?

では、果たして何について歌っているのか?

それは曲のタイトルである"FORK IN THE ROAD"すなわち、誰にでも訪れる「人生の分岐点」のことだと自分は思う。

人生の分岐点に立たされた時、僕らは何かを選び、何かを捨てる。もちろん覚悟は決めていたつもりでも、捨ててしまったものがどうしようもなく愛しくて仕方がない。

そんな不必要な優しさと捨ててしまったものへの強い罪悪感が、歌い出だしである

"眠りはまだ君を優しくは包めない"

というフレーズに凝縮されており、それがあまりにも美しすぎて、純粋すぎてついこの動画の歌い出しから目を奪われてしまう。

心に渦巻く不安、葛藤、後悔が曲を通して表現されており、それでも自分の選択を信じようとするあまりにも強く純粋なTAKUIの覚悟に胸を打たれる。

もう時は巻き戻せない。それでも自分の選択が果たして正解だったのかどうかを何度も自問自答してしまう。そんなきっと誰にでも訪れる「人生の分岐点」、"FORK IN THE ROAD"はきっと多くの人の共感を得るだろう。

お時間のある方はぜひ聞いてみては如何でしょうか?

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