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【パチンコで借金300万⑭】人生を変えたかもしれない転職 

時は2019年09月 当時32歳

自己破産したのに新たに借り入れをしようとダメ元でAZへ申し込み。
なぜか15万の融資で通り、さらにはアローにも申し込みし、コチラも10万の融資で通りました。なぜ審査通ったか意味不明です。

そんな所で私は13年間勤めた会社を辞めようと思い始めました。
理由は様々ありましたが、まず仕事がキツイ事、GW、お盆、年末年始が仕事な事、勤務時間にバラつきがある事など、
そんな事13年勤めて今更?って話ですが、当時の上司や同僚が良くなくて、人手不足が深刻な状況なのに新たに入ってくる契約社員やアルバイトがすぐ辞め、長年勤めた社員もどんどん辞めていってました。

務めてる年数が長いだけの大した実力もない先輩が先輩風を吹かせ、日々の業務や仕事を教えれる能力が無いので新人への指導や教育など一切できず、そして無責任。それを見過ごす上司。
他にも多々あったが職場の人間関係はクソを極めていて、私は毎日嫌気がしてました。
働く兵隊が不足していると既存の兵隊がしんどくなり、自分もやる気がなくなりそこから逃げたい気持ちになり転勤を希望しましたが、それが上司の上司まで届かずの状態。

結局は自分がその程度のレベルで躓く人材だったワケなんですが、辞めたいと思うようになっていました。


そんなかんだで9月某日パチンコ屋へ行かず、とりあえずハローワークへ行き、テキトーに募集を眺めているととある不動産会社が募集しているのに気付きます。

私は転勤を2度経験しています。北海道は広いので遠くの知らない所へ行かされます。そこで会社は社宅を用意しますが、社宅と言っても自分で規定範囲内の部屋を探し、その家賃を会社が5~8割負担し家賃は給料天引きということになってました。

転勤の時、お部屋探しで担当したアパマンショップの人が頑張ってくれた事が好印象だった事や、お部屋探しって楽しいよね!って感じでその時は「この仕事いいな~」って思いました。

不動産屋は何を頑張ってくれたのか?

社宅の規定が東京都基準で、その規定に従うと北海道の賃貸物件では築30年ボロアパートとかになるのです。
北海道は1LDKなら床面積が30㎡~40㎡くらいの家賃4~6万くらいの部屋が多く、会社規定が床面積29㎡以下で家賃5万円以下との事。床面積29㎡以下を守ると古く安いボロアパートしかないんです。

私が「規定オーバーしてるけど、絶対この部屋が良い!何とかならないですか?」と言うと

担当者:「いや~厳しいと思いすよ、規定をオーバーしてるのわかっててなら尚更、あとはそれを決定する人次第ですかね。」

私:「会社にアパマンからそれが通るよう言ってもらえないですか?」

担当者:「それは全然いいですよっ!」

担当者→会社へTEL:「この時期は空室の部屋が少なく、また3月は繁忙期という事もあり検討している間に空室が埋まり、紹介すら出来なくなります。本人が希望する部屋で生活しれば仕事のパフォーマンスもきっと上がりますよ!」

って総務部の決定権のある人にその場でTELし言ってくれた事で、会社の規定をオーバーしているがそこに入居が決まりました。

その店舗がハローワークに求人を出していたのです。

私はまだ会社辞めるのが確定していないし辞めると腹を決めていないのに求人に応募し、後日フワフワした気持ちで面接する事になりました。

きっと不採用になって結局転職せず続行になるよな…なんて思っていたが予想外の採用!

しかし自分の意志は固まっていなかった。

え?マジで会社辞めなきゃいけないじゃん!

どーすんだよ俺!

13年も散々迷惑かけた(給料差押えとか)お世話になった会社、自己破産するクズを正社員にしてくれて、仕事帰りに沖ドキ一緒に打ったりバッティングセンター行った上司、カネなくてガソリン代をくれた上司、繁華街へよく飲みに行った先輩、電気代の支払いにカネ貸してくれた先輩らを、
俺は職場の現状に嫌気差したとかで裏切んのか?

そんな感じで悩みに悩んだ結果、その不動産会社に転職しました。

えぇ、後悔なんて。。。し、してないよ?

そうして上司・先輩に事の顛末を告げ、有給休暇40日を消化し2020年1月に退職。賃貸物件の仲介・管理を主に行っているアパマンショップ加盟店の不動産会社へ転職しました。


転職後どーなった?

とりあえず年収は420万→300万となり120万も減りました。

家賃の負担も無くなり、会社が用意してくれた洗濯機、冷蔵庫、電子レンジも退職した事により返却。

住んでいた部屋も個人で再契約。運良く破産者でも契約できた←ここ大事

30過ぎて1年生からやり直し。

前職の知識や技術は役に立たない。

10歳年下の女子社員からタメ口を使われる。←これ腹立つ

これがリアル。

そして入社3か月で社内の体制、人間関係がゴミを極めたレベルで全体的に終わっている事を察し、早くも後悔。職場にいる同僚のほとんどが勤続年数3年未満と人の入れ替わりが激しい事がわかり、先輩が全く頼りにならない何も教えてくれない(低レベル無知で教えれない)
わからない事を無説明でやらされ失敗したらお前何やってんだ!みたいな感じがまさに兵隊。
2024年現在は2020年私が入社した時に居た社員16人中11人はもう辞めていて、私の後に9人入社しました。離職率ハンパないって。

そして収入は明らかに減っている為、パチンコをしなくても生活はキツイ。だけど仕事帰りはパチンコ三昧。

転職し後悔はあるものの良い所も少しだけあります。
基本的には屋内での仕事で冬暖かい、繁忙期以外はそこそこ暇で9時〜18時の毎日定時帰宅、年間休日100以上ある、給料は安いが夏冬3月に賞与がある。といった所で毎日決まった時間にパチンコ屋へ通えます。

収入が減ったのにギャンブルは辞めずに新たに借金25万。転職もあり、ここらで徐々に本当にカネが無いとヤバい事、このままだと確実に人生がオワコン化する事を不動産の仕事を通じて噛み締めはじめました。

私の主な業務は管理物件やその入居者に係わる事で、お客さんとお部屋探しもしますが私のメイン業務は入居者からの苦情対応、現地確認や入居前の部屋チェック、退去立会、修繕発注、家主報告で他にも解約の受付、空室募集、退去費用の精算、など業務は多岐にわたります。

入居者は様々で、色々な事情があって入居したり退去したり、家賃を滞納したり、管理会社は入居者個人情報の宝庫です。

この仕事を通じてカネが無いとヤバいと嚙み締めたのは、家賃滞納で強制執行された入居者や、夜逃げ、電気・水道が止められてる状態で退去されたり、室内で自殺や死亡していたり色々あります。

全部とは思わないし言わないですが、大体の事は結局カネが原因なんですよ。個人的に夜逃げした部屋に立ち入った時は悲しい気持ちになりましたね。督促状は当たり前にあるし、パチ屋の会員カードや競馬新聞があったり、カップ麵のゴミが沢山、家具や布団も汚いというか全てが汚い。

そもそも働いて給料もらってる人でカネが無いヤツって確実にギャンブルで浪費してるんですよね。そうなると賃貸入居の審査も通らないし、それらが原因で住むところが無くなるのは人生オワコンの最終地点だと思うんですよ。

その人生オワコンの可能性が自分にも言える事で、いよいよヤバいぞ!と思ったが思っただけで大きな変化はなく、ここらで私の車が欲しいと言う方がいて、カネを作る為に自家用車を売却する事にしました。

約12年乗った自家用車、100系チェイサー ツアラーV
これを手放したのは転職した事や他何よりも後悔しています。

本当に後悔してます。

つづく

#転職体験記


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