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一緒にやる?やらない?:子どもの自立を見守るお片付け作戦
先日、リビングの「お片付けタイム」を導入するという秀逸なアイデアが頭に浮かびました。一見、これは「一緒にやる」ことの素晴らしさを実践する方法のように見えますが、実際はそうではありません。
昔は、片付けをせずに寝室へ直行して、次の日に夫に散らかった部屋を見て彼にイライラして、それから自己嫌悪に陥るというループが続いていました。そこで私は思ったのです。自分で片付けるなんてもったいない。この片付け作業、それが子どもたちの新たな遊びになるんじゃないかと。
そこで「お片付けタイム」を始めることにしました。とはいえ、これは子どもたちにお片付けを強要する時間ではありません。その目的は私が片付ける時間を作ること。私たち大人が子どもたちに何かを教えるのではなく、子どもたちが何かを教えてくれる機会なのです。
子どもたちは、自由に遊んだり、歌ったり、踊ったりして、私が片付けをする間、応援してくれます。そして何より驚くことに、曲が終わる頃には、彼らは床に散らばったおもちゃを拾い始めます。まるで片付けが新たな遊びになったかのように。
これを見て私は気づきました。彼らは一緒にやりたいのではない。彼らは自分でやりたいのです。これまで「○○ちゃん、絵本を片付けておいてね」と声をかけていた私が間違っていました。彼らは私に指示されるのではなく、自分で決めて行動したいのです。
子どもたちは何でも「一緒に」が好きだと思っていました。「一緒にごはんを食べよう」「一緒にテレビを観よう」しかし、実際には彼らは一緒にすることよりも、自分で決めて行動することの方が好きなのかもしれません。これが、自立の一歩というものなのかもしれません。
私たちは子どもたちに何かを教えるために一緒にやることが大切だと思っていますが、時には自分たちが一歩引き、子どもたちが自分で決定し、行動することを見守ることも必要です。そして、その結果として、子どもたちは自分で問題を解決したり、自立したりする能力を身につけるでしょう。
40代で「なんでも一人でできる」と自信満々の私が、子どもたちから「一緒にやる」のではなく「自分でやる」の重要さを教えてもらったのです。我が家の「お片付けタイム」はそんな時間です。子どもたちが自立し、自分で問題を解決する力を身につける貴重な時間。これが真の「一緒にやる」のおもしろさなのではないでしょうか。
以上、今日のポエムでした。
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