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コロナで全てのエンタメがキツいが、キツいなりに”やるところはやってる”

こんにちは。佐藤奨(さとうつとむ)です。

今日の記事は、感想文のような内容だが、エンタメに軸足を置く方には、励ましの感情を抱けるエピソードを聞けたので、その件について触れる。

また、今の苦しい状況に立ち向かいながら、我々が取り組んでいることが、何かヒントになるかもしれない。そんな思いから記事を書くことにした。

キツくても、やるところはやってる

コロナで全てのエンタメがキツいと思うけれど、やるところはやってる。キツいなりに、ちゃんと取り組んでる。めっちゃ勉強になる話が聞けた。運営力あるところでそこまでやるのかという状況。先行きが見えないなら見えないなりに、目標を立てて、どこからか霧が晴れていくようにしないとね。

これ、固有名詞を書かない(書けない)ので(ちょっと、かまってちゃんな書き方ですみません。。)どういうことかの手段だけ、フワッと書いておくと、エンタメ施設で、いつもよりもキャパを減らして受け入れ中。そもそも、はじめての対応なので、コロナで蔓延防止の観点の優先度を高めつつ、需要の予測を立て、運営中。

当然だが、需要の予測がほんとに難しい

需要の予測を立て、運営中は、こう文字で書くと簡単に聞こえるかもだが、需要の予測がほんとに難しい。人がどう動き、どう過ごし、何にお金を使うのか。飲食なら廃棄も起こりうるので、赤字リスクから必要以上に発注できないし、せっかくの販売の機会も逃したくない。さらに、今は、顧客だけでなく、従業員の密も防ぎたい。

現状では、受け入れのキャパを減らしているので、そもそもが運営すればするほど赤字になりやすい境遇。顧客だけでなく、従業員の密も防ぎつつ、一定ラインの需要にも答え(売上損失を減らし)つつ、運営をまわすことのハードルは、ただただ高い。それらをやりながら、当初の想定通りじゃないところを改善していく。

相対的にいつもとの「体験価値」の感じ方が異なる

当初の想定通りじゃないところを改善していく、も、文字で書くなら簡単だが、例えば、Aのお店は、従来からも人気だったが、このソーシャルディスタンス確保のため、列がいつもよりも伸ばさざるを得ない上、今の集客キャパの中で、従来の(平時)と同じくらいの顧客の待機時間があるのは、体験価値を下げる。

つまり、他のお店の集客が少ないから相対的に顧客にそう感じさせるし、そもそも営業時間も少ないならば、その代替案が必要。

その代替案として、周辺のBやCのお店でカバーできるメニューの改善を提案し、1ヶ月以内に実行。それを完成させ、すでにお店で提供が用意できているという。従来の時期から考えたらとんでもないスピード対応とのこと。

やってることは鬼速のオペレーション

などなど、あえてフワッと書いたが(この過程でも、そこ特有の細々とした、でも欠かせない決め事が含まれちゃうところだったが)やってることは鬼速のオペレーション。さすが運営力あるところは、コロナでもすごいなと思わされた。ただただすごい。。背筋が伸びるというか、まだまだ自分もやらないとだめだと思った。

一方で、今の我々の取り組みはどうか。

いくつかのプロジェクトを同時進行なので具体名で書けることは書く。一部は、フワッ書くことはご容赦いただきたい。

今の私の取り組みとして感じていること3つ

取り組みとして感じていること
1. ショーの久りぶりの復活、そして感謝
2. やっぱりリアルイベントは尊い
3. オンラインでファンづくりする難しさ

1. ショーの久りぶりの復活、そして感謝

ついこの日曜日に、関与している出張型のジャンプショー「AIR TRICK SHOW」を、岡山県はふれあい空港にて開催されたカスタムカーのイベント『トラックマスターズ』にお呼びいただき、実施することができた。

今回、復活の舞台となったのは、この出張ショーを、初めてお客様の前で披露する場となった「トラックマスターズ」というカスタムカーのイベントだった。

上記の映像に出ている「子供に夢を与えている」とおっしゃってくれている金子さんの力添えで、半年以上ぶりに復活を遂げることができた。

『トラックマスターズ』さん、金子さんのおかげで、久しぶりにショーを実施することが出来た。

このコロナで、いつもと同じようなショーの実施は難しいので、ソーシャルディスタンスの心がけ、ショー中の観客との交流としてとても大切にしてきたハイタッチも、風船で代用。

ショーの運営方法としては、各エンタメ施設のソーシャルディスタンス対策等のコロナ対応への取り組みを参考にした。

このような状況下でも、呼んでいただけたことに感謝したいと思っている。今後も、今の状況に合わせたショーのパッケージ内容に変えて、出張ショーをお届けしたいと思う。

2. やっぱりリアルイベントは尊い

他、とある商品の販売開始に向け、つい先日から”企画キャンペーン”を走らせている。..が、思うような走り出し(反響)が出来ていない状況だ。

すぐさま、挽回策を用意し、コミュニケーション(伝え方)など改善案を出し、さっそく挽回に向けて動いているところだが、そこに向けて、今、思うことは一つ。

このコロナの影響によって、従来の楽しみたい気持ちの変容を感じるということ。東京で感染者が再び増加をしている現段階において、エンタメ軸のキャンペーンは、今の”空気”として、刺さりにくい傾向があると感じた。今、とても慎重にならざるを得ない。

エンタメ軸に関わる方は、レピュテーション(ざっくり言えば、失敗したり叩かれたり)のリスクもあるし、大胆なことをやりにくい状況ではないだろうか。旅行のGoToキャンペーンも、なんとか今の売上が欲しい観光関連の業者も多いはずだが、なかなか来てくれと言いにくいのではないか。

とはいえ、我々も、今の境遇に言い訳ばかり言っていられないので、いかに今の時期に”楽しめること”を創出してカタチにできるのか?を考え、創造していきたい。どうであれ、やれることを見つけて、やるしかないのだ。

やっぱり、リアルイベントは尊い

最後の一つは、3. オンラインでファンづくりする難しさ

言い換えると、リアルイベントは尊いということなのだが..

今、リモートワークの文脈で「コミュニケーション貯金」というフレーズが使われている。

それは”toC向け”のサービスでも同じと感じる。

直接の”接点”がなく、オンラインのみで活動していくのは、それまでの「コミュニケーション貯金」を切り崩してしまう傾向にあると考えている。

”リアル”の接点を減らさざるを得ない今、これまでの「コミュニケーション貯金」の多いところ(サービス・人)が強くなる傾向にある。

オンラインがなかった時代まで遡れば、オンラインという打ち手が取れる今の時代は、コミュニケーション貯金があると、オンラインなど”多方面”での打ち手が取れると言えるだろう。

分かりやすい例で言えば、国民的アーティストの無観客配信ライブだろう。

国民的アーティスト「サザンオールスターズ」が行った無観客配信ライブに、18万人アクセス、6億5000万円を稼ぎ出した。

ただ、ぶっちゃけ、これをそのまま横展開して真似できるレベルにあるところは少ない話である。「コミュニケーション貯金(ファンの数)」の多いところ(サービス・人)が強くなる傾向とはこういうことだ。強さが際立った。

ただし、他のアーティストで同じレベルのことをできるのは国内に数組程度だろう。。「サザンオールスターズ」を、参考にしたいが正直、予算や規模的に、参考にならん。。ヒントはあるが、横展開は無理だ。。

リアルができない時の一つの打ち手はYouTubeだろう

逆に言えば、そうしたオンラインでファンづくりすることの難しさを感じられる。ただ知ってもらうことではなく、オンライン起点で、ファンになってもらうことの難しさ。

前述の話につなぐならば、”リアル”の接点がない中で、どうやって「コミュニケーション貯金」を増やすのか?という問いだ。

そこにつなぐための、一つの打ち手としては、”YouTube”になるだろう。

ただし、その運用は、とてつもなく高いハードルだ。チャンネルを解説してから、その反響が得られるまでの間に、どれだけの厳しい期間を耐えられるか?という話にもなってくる。

ただ、人気な”YouTuber”たちのU-FESなどのライブの抜群な集客力を見れば、YouTubeのその力を理解できるのではないか。

もちろんYouTube以外にもファンをつくるための打ち手は存在するだろうし、そこに向けてあらゆる動きをしている主体者が存在すると思っている。だが、今、打てる打ち手は、そう簡単には生み出せない。

我々としては、一つの打ち手としてYouTubeにも力を入れ始めている。(いやぁ簡単じゃないのは十二分に分かってますからね..)もちろんそれ以外でもやっていることはあるが、気合を入れて取り組むことの一つがYouTube。(当然、活動のすべてがYouTubeという意味じゃないですよ)

と、ツラツラと書いている記事であるが、人によっては、これらの取り組みに、励ましのような感情を感じる方もいるだろうし、今の我々の今の苦しい状況を、大変だなアイツと感じられるかもしれない。それでも、今の現状を晒す意味で書かせてもらった。

冒頭の話に戻すが、コロナで全てのエンタメがキツい。..と思うけれど”やるところはやってる”

今、ここ、自分(我々)は、何をやれるのか。もがいてでもやるしかない。生き残るぞ。

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