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夕方散歩、たまには良いことあるじゃん
昨日とは打って変わって気持ち良い青空が広がった今日。
症状は比較的良好◎久しぶりだ。
信号をわたり、線路沿いの道へ。
17時半過ぎ、早くも夏のような力強さが感じられる夕陽に照らされた道。
遠くの方に、おじいさんと男の子が手を繋いで歩いてるのが見えた。
私の視力が良いのもあるけど、シルエットがもう本当に尊くて釘付けだ。
歩くスピードが速かったからか、2人との距離はあっという間に縮まっていく。
背中がすぐそこまで見えた時、
男の子が元気な声で「くるま」と言うのが聞こえた。
すると、次はおじいさんが間髪入れずに「ま、、ま、、まつり!」と。
男の子は「りにんしき!」と少し得意げに言ってのけた。
強者同士の終わらないしりとり合戦。
シンプルに、なんて素敵なんだろうと、
深く息を吸い込んだ。
あたたかくてやさしい時間に、勝手に混ぜてもらってる気分。
大袈裟だけど、こういう時間のために日々生きてるのかなぁって思った。
1年、ひと月、1週間、1日、1時間、1分、1秒今も過ぎていく一瞬、一瞬。
その中で経験するできごとは
ずっと忘れずに覚えているかもしれないし、
ふと思い出すものかもしれない。
はたまた、思い出したくても、もう思い出せないかもしれない。
でも経験に紐付いたポジティブな感情は、いつかの自分を救ってくれたりもするから、
いっぱい手持ちがあれば心強いと個人的には思っている。
もちろん、過去ばっかり振り返っててもしょうがないこともあるけど、
今と向き合ったり、未来の方を向くためには、
過去からの応援が必要な時もある気がする。
男の子は将来、このひと時のことを思い出すことはあるんだろうか?
いろいろ考えを巡らせているうちに、ついに2人を追い越してしまった。
オレンジ色の夕陽にまっすぐ照らされた、しりとり合戦はまだまだ続く。
背中に余韻を感じながらトコトコ歩く私。
今日この時間にこの道選んで、散歩して良かった。
症状が軽いだけで見える世界が違う。
それに紐づく感情ももちろん違う。
今日は幸せな感情も浮かんでくるんだなあって思えた夕方。
こんな日もあるから、明日も気長に生きていこう。
※見出しの画像お借りしました。ありがとうございます!
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