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退職代行から突然の電話!!!

「〇〇さんは2週間後に退職し、それまで有給消化で出勤しません!」
退職代行から突然電話が掛かってきた! え退職代行って何? 昨日まで普通に働いてたよ! 引継ぎはどうなるの??
最近実際顧問先であった事例です。
では、出社命令や罰金請求など何等か対抗できるか??? 
結論として残念ながら会社は従うのみ、何もできません!!

最近このような事例増えています。同業他社(社労士事務所)が行っている場合もあるようです。
残念ながらほとんどの場合、先方の要求を飲まなければなりません。

引継ぎがどうしても必要な場合は、相手が承諾する場合に限り
1)出社してもらう日に対しては今まで通りの給与を支給し引継ぎをやってもらう
2)退職日を引継ぎ期間分先伸ばしてもらう
いずれかしか方法はありません。 
相手が承諾しなければ引継ぎなしでの退職でも、会社は対抗措置を講じることはできません。
引継ぎをしなかったからと言って懲罰規定を適用し、最終給与を支払わない、なども法律上は認められないと思われます。

「ふざけるな!」と怒り心頭の事業主様。でも法律は従業員の見方なのです。
①有給休暇の取得は従業員の権利。ほしい時期に取得できる。
②会社は忙しいなどの理由により通常は有給休暇の時期を変更させる権限を持つが、退職時にはこの権限を行使できない
③退職する場合は、就業規則の定めに関わらず、退職日の2週間前までに通知すればよい

だからです。

通常退職代行業者はこの一本の電話とそのほかの簡単な処理で3万円から5万円退職者から取ります。 とても割の良い仕事と思います。
でも本来はこんな退職間違っていますし、代行などあってはならないと思います。

そもそもSNSやFaceBookが普及した段階で、こうなることを私は薄々感じていました。今やLineで「2週間後退職します。今日から有給消化します。」など当たり前の事案になりつつあります。 
でも、ここまでコミュニケーションが取れない人・自分の考えが表現できない人が 増えつつあるとは、正直びっくりです。
元々西洋人の様に コミュニケーションが上手くない日本人に SNS などの非言語コミュニケーションツールは与えてはいけなかったのでと思います。 
苦手なコミュニケーションがますます苦手になっていきます。

そして実はもっと不安があります。
退職を自分で切り出すことができない人が、どうして意中の相手にプロポーズができるでしょうか? どうして仲間と感情を共有できるでしょうか?
そのような人たちは未婚のまま生涯を過ごす可能性が高いと思います。
配偶者も、子供も、そして友達すら作れない人生になる可能性が高いかもしれません。
さすれば、うつ病など精神疾患を発病する可能性も高まり。。。。。

人間とは人の間と書きます。
人は1人では生きて行けないのです。
人が人と一緒に生きる上で顔を突き合わしてのコミュニケーションは必須のはず。
でも、それが近年すごく薄れている気がします。 
ご近所間での挨拶が疎んじられ、「ありがとう、ごめんなさい」と言えない大人たち。
そしてSNSでのやり取りに夢中で、自分の周りが見えない若者たち。
ふと自宅のマンションの周りに目を向けても、そんな大人とそんな若者がすごい勢いで増えている気がする。。。
そして日本が、どんどん優しくない社会に変わっていく気がする。。

ただそう強烈に感じつつも、ふと気が付くとFaceBookで「イイね!」をクリックしてしまう自分がここにいる。。。。

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