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40代の面接対策〜面接に通らないときは、想定問答を見直そう

セカンドゴングの高木屋です。

2021年も9月に入り、求人の数も増えてきたように感じます。
とはいえ先行き不透明な今、企業は選考ハードルをしっかり設けているところがほとんどです。

今回は「書類は通るのだが面接に苦戦している」という方のために、面接に向けて準備しておくべきことを整理します。

採用担当者の視点で面接を見直す

どんな場合も、「採用する人」がいて、はじめて面接が成立します。相手あっての面接なので、「採用担当者の視点」を想像しておくことが重要です。

具体的には下記の2つです。

「企業が求めている人物像」
「自分のレジュメを見た上で、懸念しているであろう点」

「企業が求めている人物像」の認識がずれていると、せっかくのアピールポイントがアダになってしまったり、先方のニーズとずれたトークになってしまう危険性が高いです。

求人票や企業の採用ページを読み込み、「企業が求める人物像」を自分なりに考えておきましょう

加えて、「自分のレジュメを見た上で、懸念しているであろう点」も考えておくことをおすすめします。どれだけ高いスキルがあっても、「減点ポイント」が多いと先の選考には進めません

たとえば、以下の項目です。

・転職理由(転職を複数回ご経験の場合は、過去すべての転職理由)
・過去の転職を含め、業界・職種を変えた転職をしている場合はその理由
・ブランクがある場合は、その期間の取り組みの内容

企業の人事担当は「過去の決断理由は、今後も大きく変わっていくことはない」と考えているケースが多いです。過去の決断(入社、退社)理由から応募者の人となりを見るので、過去の転職理由は必ず整理しておきましょう。

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最近は、1次選考では志望動機はあえて聞かない企業が増えてきました。その分、「人となり」を見極めようとする質問を投げかけられます。
「これまでの転職理由」はほぼ間違いなく聞かれます。一度すべて書き出してみて、今回の志望動機とつながる内容かどうか、確めてください。

また、業種や職種を変えた転職になる場合や、ブランク期間などについても、必ずといっていいほど、その理由を聞かれます。どのように答えるか、心づもりしておいてください。

その際の注意点は、以下の2点です。

・感情的な判断になっていないか
・他人のせいにする内容になっていないか

これらは、たとえ事実であっても、聞いていて気持ちのよいものではありません。建設的な内容に捉えなおし、整理しましょう。

アピールで加点する前に、「失点」を防ぐ準備をすることが重要です。


想定質問と準備のススメ方

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その他、企業の人事がよく聞く質問と、その回答の準備方法をまとめます。

「職歴を含めた、簡単な自己紹介」
面接の冒頭に聞かれることが多い質問です。簡潔明瞭に話せるよう、整理しておきましょう。注意点は、長くなりすぎないこと、「こころがけ」ではなく「やってきたこと」を話すことです。

アピールしなければ、と息巻いていると、話が長くなりがちです。簡潔かつ具体的に(抽象的なことは避ける)話すことが大切です。


「成功体験」
成果ももちろんですが、ご自身がどのように課題を設定し、それに対してどのような手を打ち、結果はどうだったか、のプロセスを見られます。

結論、課題、対処、結果の4段階で整理しておくと、伝わりやすい内容になります。


■「失敗(挫折)体験」
仕事で失敗したことがないというのは、チャレンジしていないと捉えられかねません。
その失敗(挫折)から何を学び、今後の対応策をどのように考えたかをセットで考えておきましょう


■「面接に向けて準備してきたこと」
特に営業職や各種コーディネーター、コンサルタント職の面接で聞かれることがあります。


■「志望動機」

以下の3点のうち、2つ以上に触れていると伝わりやすい内容となります。

・職種に対して
・企業に対して
・業界に対して

一方、以下のような内容は避けた方が無難です。「働く理由」にならないからです。

「もともと興味があった」
「(その商品、サービス)が好きだから」
「長く働きたい」

採用担当が、志望動機で見ているポイントは「本気度」です。
「興味がある」くらいでは長続きするイメージがもてませんよね。


■「将来像」

ここで問われているのは、こういうことです。

・仕事を通じてどうなりたいか
・何を成し遂げたいか


重要なのは、過去の転職理由と、今回の志望動機とつながっているかどうかです。過去とのつながりが見えない、ぶつ切りで突発的な「将来像」では、採用後に定着するイメージが担当者はもてません。「一貫性」を意識して整理していきましょう。


■「企業への質問」
面接の最後によく聞かれます。求人票やウェブサイトに書いていないこと、そして、回答を得ることにより、ご自身が「働く姿」をイメージしやすくなることを聞くとよいでしょう。


まとめ


面接で通らない状況が続くときは、「何か」が引っかかっていると考えられる
 想定質問に対する回答を見直し、ご自身が納得できる内容にブラッシュアップしておきましょう。


40代の転職を応援する「セカンドゴング」は、転職活動を成功させるためのヒントや体験談を数多く紹介しています。ぜひご覧になってください。

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