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中国とオランダ、2カ国のブリティッシュスクールでの体験

以前、記事の内容が途中までになっていましたので、オランダに滞在していたころに娘が通っていたブリティッシュスクールでの実情について書いていきたいと思います。

  • 中国のブリティッシュスクールとの違い

  • 学習内容

  • オランダならでは

  • 娘の英語力

この記事では、「中国のブリティッシュスクールとの違い」について書きたいと思います。あくまで、娘が通っていた学校での経験ですので、全ての学校に当てはまるわけではないと思いますが、色々違いがあって面白いと思ったので、こちらでシェアしたいと思います。

中国のブリティッシュスクールとの違い

中国のブリティッシュスクールはPre-nursery(2〜3歳児クラス)の1学期のみ
でしたので、純粋な比較はできませんが、同じブリティッシュスクールでも国による違いがありました。

まず、送り迎えは中国ではスクールバスか専属運転手さんの送迎でした。場所が大使館付近にあったので、各国の大使や大使館職員のご家族が通っていることが多かったです。我が家はスクールバスを利用しました。スクールバスにはアイさんというお手伝いの中国人の女性がついていて、3歳児が長時間バスに乗っても大丈夫なようにお世話してくれます。スクールバスは大型の観光バスのサイズで、多くのルートがあり、保護者は近くのスポットまで送り迎えします。ですので、お迎えぎりぎりまで自分の時間をゆっくり持てました。
校舎は厳重な警備が敷かれており、まず警備員が待ち構えているのでそこで用件と記名が必要です。そのため、なかなか気軽に立ち寄る雰囲気ではありませんでした。逆に、それだけ厳重に警備がされているので安心な面もあります。

オランダでは、基本親が送り迎えです。スクールバスは外部委託していて、大きめのバンに乗って、家から学校までドア to ドアのサービスです。その代わり高額でした。
ほとんどの家庭は保護者が送り迎え、遠方の家庭は自家用車、公共交通で親と一緒に通学、近所の家庭は自転車か徒歩が多かったです。
我が家は、オランダならではのバックフィッツというカーゴ付き3輪車で娘をカーゴに乗せて送迎していました。雨の日が多いので、カーゴにカバーをして雨を避けることができます。親は当然ながら濡れますので、雨ガッパで頑張って送り迎えしていました。中国の時と随分勝手が違います。
なお、オランダの都市部は特に車が利用しにくく、自転車が最適な交通手段です。

中国の時に比べると親は送り迎えが大変でした。が、一方で送り迎えの時に他の保護者と交流ができ、学校との関わりも増えたので、その点は良かったと思います。
また、我が家はいつも早めに学校へ行き、教室が開く前の数分間にライブラリーで本の読み聞かせをするようにしていました。毎日1、2冊、適当に英語の本を選んで読み聞かせていましたが、それが良かったのか、娘は読書の習慣が自然と身についたと思います。

それから、違いといえばランチタイムです。中国の時はフルタイムのクラスの場合はランチとスナックの時間があり、全て授業料に含まれています。メニューは簡単なものみたいですが、学校が全て準備します。
一方オランダで通った学校では、Year 2(日本の小学校1年生にあたる)までは自宅からお弁当持参です。Year 3以降は学校のカフェテリアが利用できるようになります。スナックも同様自宅から持っていきます。簡単なフルーツなどです。

中国では、Pre-nurseryの頃はまだお世話が必要なので、教室にもアイさん(中国人のお手伝いさん)がクラスに1人お世話のためにいて、常に身の回りのお世話をしてくれていました。お手洗いに30分に1回連れて行ってくれたりと、それはきめ細かい対応でした。(中国でもオランダでも、入学時はトイレトレーニングが完了していることが条件でしたが、それでも失敗する生徒は必ずいます)
時々プールの授業があり、その時はバスで近くのホテルのプールを利用することになります。着替えのお手伝いは、基本的には先生とアイさんがしてくれました。親の出番がそれほどなかった記憶があります。

オランダでは、アイさんはいませんが、Nurseryでは担任の先生以外の副担任の先生、アシスタントの先生が2名ほどいたので、同様にお世話をしてくれていました。一方で特徴として、色々なイベントごとでは親のボランティアをお願いされることが多く、私も何度かお手伝いに行ったりしました。
プールの授業でも、同行して着替えを手伝ったり、自然教室や遠足にもボランティアとして応募することができます。親の参加具合は人によりけりですが、日本人の私でもそれなりに役割があるので、特に娘が小さい頃は積極的に手を挙げるようにしていました。クラスでどんな風に過ごしているのかを見るのも楽しいですし、先生とのつながりもできると何かあった時に話が通じやすいので、良いことづくめです。そして、だいたい決まった人が手を挙げる傾向にあるので、そんな保護者の方々とも交流が生まれるのも良い経験でした。

過ごした期間は圧倒的にオランダの学校の方が長いので、比較も難しいですが、どちらも良い点があり、娘にとっても良い環境だったと思います。
次の記事では、具体的にオランダのブリティッシュスクールで、どんな学習をしていたのかについて書きたいと思います。

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