習慣化のコツは身体性!「楽しい、面白い、気持ちいい」を体に染み込ませる!
「10㎞走るなんて、信じられない」この一言に尽きる。
マラソン、ジョギング、ランニング、これらの活動から遠い所にいた私にとって10kmという距離でさえ走り続けるなんて考えられないことだった。
走ることが好きな人や得意な人の世界で私の生活からは遠い世界の出来事…。そんな風に思っていた朝ラン。
が、しかし、先日、見事に朝のジョギングで10㎞走り切り、月間100㎞のランも達成した。
私の人生でこんなことが起こるなんて、信じられない。
始まりは運動不足
2023年4月11日、ウォーキングから始まった朝の習慣。きっかけは運動不足だった。
毎日、パソコンデスクの前に座り、一日中ほとんど動くことのない生活。エコノミークラス症候群とか、そんな病気を子どもたちからも心配されていた。
次男が高校入学を機に一念発起。次男を学校へ送り出すことをトリガーに朝のウォーキングを始めた。始めた当初は歩数をカウント。3000歩、4000歩、せっかちな私は歩いていられず、ゆっくりと走り始めた。
もういい年だから、早く走らない、距離も延ばさない、歩いてもいい。そんな自分への赦しを与えて、「走りたければ走ってもいいよ」くらいの気持ちで始めた朝ラン。
それが、もうすぐ1年を迎えようとしている。そして私はほぼ365日、雨の日や用事のある日を除いて毎日走り続けているのだ。
気持ちイイを体に記憶させる
ポイントはただ一つ、体に気持ちいいを記憶させることだ。
体は感情を記憶して楽しい、嬉しい、気持ちいいことに対しては動く、反対に辛い、苦しい、嫌なことは動こうとはしない。
だから、私はひたすら毎日「気持ちいい!」を感じ続けたのだ。
誰かと競争して距離やタイムを伸ばそうとしない。早いことに意味はない、長く走ることにも意味はない。苦しくなるほど一生懸命走るなんてもってのほか。
朝陽と風と程よくかく汗に「気持ちいい~」と思わず叫びたくなるようなそんな体が感じる時間を積み重ねた。
夜明けの薄暗い空を眺めて、だんだん明けていく空色に感動して、朝陽が昇る太陽の温かさを感じる。
足指の一本一本、足首、脛、脹脛、膝…。自分の体の隅々を感じて状態を確認する。違和感はないか、痛くないか、力は入っていないか。
鼻から吸って胸からお腹へと空気が入っていくのを感じて、お腹からゆっくりと吐き出す。そんな呼吸にも集中しながら。
30分、3,4キロの距離を走り切る。
途中で通過する近所の保有林。手入れが行き届いた森の中に見つけた瞑想スポット。ここで太陽に向かって全てのことに感謝する。
朝起きれたことに感謝、ここまで走ってこられたことに感謝、空から見守ってくれている両親に感謝、兄弟、家族、友人、知人…この世界に。思い浮かぶ全てのことに感謝の気持ちを送って、また走り出す。
こうして私は1年間走り続けることができた。そして朝ランは私の毎日に欠かせない朝のルーティンの一つになった。
習慣化と自己肯定感
このことは私自身に対して大きな自己肯定感の感情を与えている。そして「習慣化」という、なかなかやろうと思ってもできないと思っていたことに対しても、「やればできること」への自信につながった。
これをきっかけに、私は毎日のSNS発信を続けることができるようになったし、やろうと思っていたことに対して体が軽く動き出すようになった。
興味があるワークショップや集まりへの参加、YouTubeチャンネルの開設、そしてこうしてnoteも書き始めている。
1つの習慣化が自分を変える大きなきっかけとなったのだ。
最初は小さなことでいい。簡単なことでいい。それを積み重ねて行くことで生まれるポジティブな感情を丁寧に育てて、体に染み込ませていけば、やりたいことへ体はどんどん動くようになる。
「楽しい、面白い、気持ちいい」その感情は心と体を軽くする。
今日の短歌
限界を超えし未来の風景は描けばそこに現ることと