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【思考編】やりたいことが見つからない就活生に捧ぐ、今からできる5つの思考法(後編)


※このnoteは後編です。まだの方は前編(6000字‼)もどうぞ!

みなさんこんにちは!就活面接無敗(←ほんとです。)のセイジです。
前回の前編の投稿から数日経ちましたが、とってもありがたいことに”いいね”してくださった方が何人もいましたので、後編も書きたいと思います。

ちなみに、次回はからは【実践編】を書く予定ですので、応援よろしくお願いします!!!

今回は3章から終章までの内容になっております。
特に終章「就活」の本質については、今就活で迷われている方には、グサりとくるような内容になっておりますので、終章だけでも目を通していただけると幸いでございます。(ハードルが上がってしまいました(;'∀'))

もくじ

(前編)←前回の内容
序章 なぜこれを「書く」のか
1章 私も「やりたいこと」が見つからなかった話
2章「自己分析」の本質

(後編)←今回の内容
3章「就活めんどくさい」という人を見て思うこと
4章 「ES」の作り方と「自己PRなんて無い」と思ってた過去 
終章「就活」の本質

では早速始めていきましょう。


3章「就活めんどくさい」という人を見て思うこと

就活をしていると「就活めんどくさ( ゚Д゚)」という声が頻繁に聞こえてきます。あなたはそんな風に思ってしまっていませんか?

私は、ほとんどそう思ったことはありません。
あえて「ほとんど」と書いた理由については終章にて。。

めんどくさいと思う人の特徴は、「当事者意識が無い」事です。
そしてこれは偏見かもしれませんが、私は東京で就活をして思ったのですが、東京の実家住みの人にこの傾向が強い気がします。(あくまで主観的な意見です。。。)

そして「当事者意識」とは、企業が求める大きな要素の一つです。
つまり、気の毒なことに「めんどくさ」くて早く就活を終わらせたいと思っている人に限って、なかなか就活が終わりません。

もし、いま「めんどくさい」と思っている人がいるのなら、この章を読み終えるまでに、その気持ちを捨ててしまいましょう。


あなたは「なぜ」就活で頑張る必要があるのか考えたことがありますか?

「いい会社」に入るためですか?
「安定」するためですか?
「お金持ち」になるためですか?

このような考えの人は、要注意だと思います。
とても大切なことを忘れてしまっています。
もう一度考え直してください。そして、実際に、自分がその会社で働いている風景を思い浮かべてみてください。全力で妄想してみてください。

・・・・

どうでしたか。「楽しかった」ですか?「つまらなかった」ですか?「イメージできなかった」ですか?

⑴楽しかった人(5%未満)
とても良い状況です。迷っている会社の給与面や勤務地などより具体的な部分で比較検討して第一志望群を絞り込んでいきましょう。

⑵つまらなかった人(45%)
企業・業界研究ともにある程度進んでいるのだと思います。
ただ、人気のある企業という話を聞いて選んではみたものの、これといっていってここに入りたいという決定打に欠けていませんか
もう一度「自己分析」からやり直してみましょう。必ず成長できます。

⑶イメージできなかった人(50%)
現状その企業には、絶対に入るべきではありません。
リアルに働いている場面を想像できないということは、「業務内容」と「誰と働くか」を理解できていないということです。
企業パンフレットを見て満足してしまっていませんか?分からないことは、企業に直接尋ねるべきです。

ちなみに私は、昨年10月くらいまで、⑶に当てはまる人間でした。そして、「⑴に到達するためにはまだまだ業界研究が足りないんだな」と考えていました。
ですが、これは間違いです。業界・企業研究は深めたからといって、自分の働くイメージとはあまり関係がありません。

そしてこの章の本題ですが、⑶に当てはまる人は、企業研究の仕方が根本的に間違っています。

巷でいわれるがままに企業研究をしていませんか?
企業規模、業界、事業内容、職種、etc....
これらを調べることは確かに必要ではあります。
しかし、これらの情報には大して意味がありません。少なくともあなたにとっては。

では、なにが必要な情報なのか?
就職する目的別に2パターン見ていきます。

お金が欲しい
お金を求める人は、求人票の給料や業界の平均収入を見ていてはいけません。特に業界や職種の平均収入という数値には多くの人が騙されます。あのような数値には現在の40、50代の人の収入などもまとめて算出されているケースがあります。つまり、その水準にあなたが到達するまで、少なくとも20年かかるかもしれないですし、なおかつ20年後その職種や会社が存続しているかわかりません。
よって、お金が欲しい人は、10年後流行るであろう業界、今まさに成長している業界に狙いを絞りましょう。

⑵仕事を楽しみたい
仕事を楽しみたいという私と同じようなタイプの人間に必要な情報は、とてもシンプルです。説明会や座談会に行き、現場で働く社員そこに集まる同年代雰囲気(ここでは、趣味、思考、生き方などを意味します。)を読み取ることです。これはすごく抽象的な尺度かもしれませんが、私はこの尺度をとても重要視しました。ここで言っているのは、社風などという大きなものではありません。本当に同じチームで働く可能性のある人の雰囲気を見ることです。「どのような仲間と週5日間過ごすのか」という視点が非常に大切です。会社とは組織で成り立ち、仕事によって組織は成り立ちますが、あなたにとって仕事は仲間によって成り立ちます

ちなみに私は⑴⑵両方重視した欲張りさんです。(笑)

この章の内容をまとめます
(ⅰ)「めんどくさい」のは「当事者意識」がないから。
(ⅱ) その会社で働くイメージができるのか。
(ⅲ) 仕事は仲間によって成り立つ。

どうでしょうか?少しは、就活する意味が分かってきたのではないでしょうか?あなたは今、未来の仲間探しをしているのです。「誰と」「何を」したいのか改めて考えてみましょう。

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4章 「ES」の作り方と「自己PRなんて無い」と思ってた過去 

ではここからは、エントリーシート、履歴書などの考え方についてみていきます。今回は【思考編】ですので、より具体的な書き方などについては、次回の【実践編】でご紹介します。
それでは早速始めましょう。

そもそもなぜESは必要なのでしょうか?
アルバイトのようにいきなり面接ではだめなのでしょうか?

主観ですが、ESの意味は企業規模、業界によってかなり違ってくると思います。大手大企業などは、今現在も学歴フィルターが普通にあるので、そういう使い方をします。また、高度に専門的な技術が問われる職種についても、経歴や学歴が重要視されるでしょう。

今就活中のあなたは、ある程度の学歴がありますか?
また、学歴がないからといっていろんなことをあきらめていませんか?

高学歴=優良企業  低学歴=劣悪企業
だと思い込んでませんか?

はっきりいって、こんなことはあり得ません。確かに学歴の影響で入りにくくなる会社はあるかもしれません。そんな時はこう考えましょう。


「学歴でしか俺を測れない企業なんか、こっちから願い下げだ」と


さて、考え方は切り替わりましたか?
基本的に、ESは「自己PR」と「ガクチカ」がメインになってきます。

この2つであなたは、「自分はこういう人間である。」と伝える必要があります。ここで勘違いしてはいけないのが、「インターハイで優勝した」とか「海外留学に1年間いった」などのような華やかなエピソードほどウケると思い込んでしまうことです。

ちなみに私には、才能あふれる華やかなエピソードはありませんでしたが、ESで落とされたり、見下されたりすることは一度もありませんでした。
それは、自分がやったことを正確に把握していたからだと思います。

今、ESで悩んでいる人がいたら以下の項目をチェックしてみてください。
・自分はいつもどう考えているか
・それは周りとどう違うか、どう同じか
・その考えに基づいてどう行動しているか
・なぜ行動に移したのか、何に心を動かされたのか
・なぜ行動を継続できたのか、モチベーションは何か
・継続した結果どうなったのか
・結果をどう受け止め、どう考えるか(失敗でも)
・次にどう生かすか、次に何をするか、したいか

私は、自己分析において上のようなことをずっと考えていました。
すると、自分の思考の傾向であったり、適正みたいなものが少しづつ見えてきました。その段階に来ると、行きたい業界、職種が明確に見えてきます。そして、明確な理由から答えを導き出せたので、ESについても迷いがなくなりました。

要するに、
自分の思考傾向を把握→行動にその特徴が出ている→その特徴は、ある職種で活きる=それがそのまま自己PRになる

このように順をおって考えることが重要です。
「ただ良く見せたい」とか「インパクトを与えたい」というような考え方は捨てましょう。誰に何を伝えたいのかということを、自分なりに論理だてて考え、自分なりの答えを探すことこそが重要なのです。

この「自分なり」という部分にとにかくこだわってください。周りに合わせる必要はないですし、私の考え方に合わせる必要もありません。答えなんて最初から無いわけです。

そして「自分なり」が何なのかわから無くなってしまったときは、一人で考えすぎず、すぐに周りの友人や家族に相談しましょう。あなたが悩んでいることの答えを彼ら一瞬で導き出してくれます。


最後にここまで読んできても、やっぱり自分には「自己PR」なんて無いと考える方にお伝えしたいことがあります。

自己PRがないということは、何か取り組んだ経験や、継続していることが無いということだと思いますが、どうすれば良いのかはものすごく簡単です。

2か月程、就活を中断して、今から語れるような経験や挑戦をすればいい

たったこれだけのことかなと思います。というより、この4月の時点でこの考えに至ることが出来たのならめちゃくちゃラッキーじゃないですか?
今から丸2か月何かに費やしてもまだ7月。そして、就活という未来への不安から踏み出したあなたの一歩が無駄になるわけがありませんよね。きっと本気で考え、本気で取り組めるはずです。

そして、その2か月が終わった後、ESや面接でこう伝えればいいのです
「自分は2か月前まで何もない人間だった」と
「だからこそ、この2か月間でした挑戦と成長は誰にも負けない」と
私たちはまだ相当に若い。自分の伸びしろを存分にアピールしていきましょう。


最後にこの章のまとめです。
(ⅰ)学歴で自分を測るな
(ⅱ)自分はどう考える人間なのかを知る
(ⅲ)自己PRが無いなら今から作れる

以上です。


終章 「就活」の本質

ここまで読んできてくださった方、本当にありがとうございます<(_ _)>
少しは私の考えを伝えることができたでしょうか?

最後に、「就活」とは何なのかとうことについてお話します。

私にとって「就活」とは、初めて真剣に将来と向き合う時間でした。
本心を言えば私は本当は働きたくなんてありません。ただ趣味をやっていられればと何度考えたか分かりません。ですが、現状下では生きていくためにおカネを稼ぐ必要があるのです。

今、書いたことを「そんなの当たり前だろ」と思った方もいるかと思いますが、私は常に当たり前の前提から考えるようにしています。ある会社の事務のバイトをしているときに感じたのですが、社員の方々は平然と残業をしています。平然とです。それが当たり前であるかのように。彼らは、日々の業務を遂行することだけを考えて(或いは何も考えずに)行動しています。ですがある意味でよそ者の私から見ると、不要と考えられる業務やバイトにやらせればいい業務が無数にあるのです。

何が言いたいかというと、今あなたが「当たり前」のように考えていることは本当に「当たり前」なのか?ということです。

周りが「当たり前」に就活をしているから、何となくやっているだけではないですか?学歴が無いから負け組だと思っていませんか?好きなことを仕事にすることはできないと思い込んでいませんか?

もし、就活がつまらなかったり、やりたいことがいつまでも明確にならなかったり、もう何が何だか分からなくなってしまったときは、大前提となる部分、自分を構成する根幹となる部分から見直してみてください。

自分はどういうときに幸福か、誰と一緒に過ごしたいのか、どんな人生を歩みたいのか。

という最も原初的な疑問と向き合ってみてください。

そして、それを実現する手段の一つに「就職活動」というものがあるのならばそれを頑張ればいいし、そうでなければ就活なんてやらなくていいのです。この大事な最初のステップをすっ飛ばさずにやってください。これをやらないと、なぜ生きてるのか分からなくなってしまいますよ。



そして、ここで手段として「就活」をすると決めた方にもう一つアドバイスです。「就活」は企業に選ばれるために頑張るものだと思い込んでいる人が多いようです。周りを見ていると、企業に合わせることばかりに注力している人が大変多いです。自分を企業に合わせていくのです。

このような姿勢は今すぐ改めましょう。はっきりいって意味がないです。企業から選んでもらうというのは、要素の半分でしかありません。残りの半分はあなたが企業を選ぶということです。

よくこう思っている人がいます、
「服装自由って書いてあるけど、実際スーツの方が評価高いよね??
どーしよー、どーしよー」と。

私ならこう考えます、
「服装自由なんだから、いつもの私服で行こう。もし私服で評価が下がるようなら、自由なんてウソをつくこの会社には別に入れなくていい」と。

どちらが、一般に受け入れられるのかは知りませんが、「こちらが企業を選んでいる」という視点を持っている人間はくだらないことで悩むことはありません。そして自分の考えを貫くことが出来ます。ちなみに、自分の考えを貫くということは、思考に一貫性を持てるということにつながりますので、結果的にESや面接では高評価につながります(実体験)。

では最後に、終章のまとめです。
(ⅰ)「当たり前」から考え、常に疑うこと
(ⅱ)「就活」は一つの手段に過ぎないことを忘れない
(ⅲ)こちらが企業を選んでいるという視点を持つこと

以上です。

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あとがき。。。

いかがでしたでしょうか?前後編合わせて12000字を超える長編になってしまいました。拙い文章で大変申し訳ありません。

自分は将来のことについて考え始めた時、いろんな固定観念に邪魔をされ全然自由な発想が出来ずにいました(このあたりの話もまた後日)。

なので、このnoteを読んでくれた方が1%でも何か自分のやりたいことに近づけたのならとてもうれしいです。


{次回予告}
【実践編】やりたいことが見つからない就活生に捧ぐ、今からできる思考法
手段として、就活を選んだ方向けにより具体的な内容をお伝えできればなと思っています(情報収集、企業選び方、面接のコツ etc..)。

よろしければ次回以降もお付き合いください。
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それではまた次回のnoteで(._.)



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