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血ってなんだ?① #0010

中医学では、「気」「血」「水(津液)」があるから、体は動いていると考えます。
その3つが充実してバランスがよいことが大切です。

血(けつ)とは、西洋医学でいう血液とは似ているけど、少し違います。
今日は血の働きをみてみましょう!

①体中に栄養と潤いを与える

まず、食べ物を食べて胃腸から吸収した栄養物質を、全身のすみずみまで運んで、栄養と潤いを与えるはたらきをしています。
そのためには、食べ物の内容が大事です。血になる食べ物が不足すると、髪の毛がパサパサになったり、お肌の乾燥、生理トラブルなど起こります。
また、すみずみまで運ぶためには、「気」も大切になってきます。うまく運べないと、指先が冷えたり、肩こりや頭痛が起きたりします。
血が行き渡っているから、臓腑や器官がはたらき、健康を保つことができています。

②精神活動を支える

「血」は人間の精神や意識と深く関係しています。
血が不足していると、夜ぐっすり眠れなかったり、夢が多くなったりします。充分にいきわたっていると、興奮を沈めて、冷静な判断ができたり、イライラすることなく、落ち着いた気持ちで過ごすことができます。

☆「血」は若さの源

栄養たっぷりの血が、たくさんの気で運ばれて、体のすみずみまでいきわたることは、最大のアンチエイジングになります!
次回、血の不調や、食材や養生法などお知らせできたらと思います。


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