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やはり社会の注目は「芸能」ゴシップ?

茶番にしても困ったもんだ問題

先日の、この記事が個人番付ダッシュボート181を記録しました。短時間でトップにあがったのは、これが初めてです。

(だからいわんこっちゃない、とあれだけいっただろうう)、と自啓をこめて反省しますが、やはり判りやすくて面白い、さらに匿名なしの当事者会見そのものが、茶番劇演出にもってこいの場で、それを盛り上げているのが「メディア記者」迫真の演技という極上キャストですから、面白くないわけがないです。
その記事でも指摘しましたが、炎上がさらに炎上を誘って、日を追うごとに拡大の一途で、だれかがどこかで火消油を放水しているのではないかと勘繰りたくなります。(過ぎ足るはなお及ばざるがごとし!!!)

ですから、それによって隠されてしまうニュースもあって、神宮外苑再開発の並木樹木伐採計画(永田町清盛塚同様、外苑英霊忠魂新伝説)とか、震災事故汚染処理水放出の後始末とか、その芸能ネタが燃え広がるほど、当局(政府永田町)にとって都合がいいわけです。云ってみれば昔の映画プロパガンダをネットSNSでやっていると思えば間違いないでしょう。

そんな話題をしているうちにモロッコで大震災があって多数の犠牲者があるとニユースが伝えます。

■モロッコ地震の死者1000人超、負傷者は1200人超
TBSテレビ 2023年9月9日(土) 22:54
北アフリカのモロッコ中部で、8日発生したマグニチュード6.8の地震による死者が1037人となりました。現地メディアが内務省の発表として伝えたもので、負傷者は1204人にのぼるということです。 記事引用

先進国が、これみよがしにする「遺跡展示品」は略奪したもの?とロシアがアピール

今日のテーマは、かつてヨーロッパ諸国が大航海時代に外界に出て、その武力で植民地化した、負け組が、反旗をひるがえして闘い始めた、という記事です。よく読んでみると、それを煽っていたのが「ロシア」という訳ありですから、サイバー攻撃と、その外圧を駆使して西側帝国主義を痛めつけるという姑息さは、やっぱりロシア的でした。

こうなると、なんでもありという渉外工作は、際限なく拡大して、いずれケンカになるというのは自明なことです。そうならないよう願うばかりです。

2023年09月10日記事

「反植民地主義」がグローバルサウス

薬師寺克行「今月の外交ニュースの読み方」

COURIER 2023.9.8 Photo: Souley Abdoulaye /
Afrikimages Agency / Getty Images画像ギャラリー
旧宗主国フランスの国旗をバイクで引きずり回すニジェールの若者たち


COURIER


薬師寺克行 Text by Katsuyuki Yakushiji

日本で「植民地主義」は歴史の問題とされがちだが、アフリカ諸国を含む「グローバルサウス」では現在の問題でもある。その火種が現在の国際情勢に煽られて再燃しはじめている。元朝日新聞政治部長の薬師寺克行氏が解説する。

ウクライナ戦争が続くなか、7月末にロシアで「ロシア・アフリカ首脳会議」が開かれた。欧米諸国は、この会議をロシアがウクライナ戦争についてアフリカ諸国の支持を得るためのイベントととらえて注目しなかった。

ウクライナ戦争が長期化し苦境に陥ったロシアは、あの手この手で状況を変えようとしている。この首脳会議もそうした手立ての一つであり、西側が冷めた目で見るのも当然だろう。

4年前の第1回会議に比べると、首脳級が出席したアフリカからの参加国が43から17に激減したこともあって、欧米メディアも目立った報道はしなかった。だがこの会議には、ロシアの思惑とは別に注目すべき点があった。

会議後、ロシア大統領府のホームページで共同宣言が公表されたが、そこには以下の合意内容が書かれていた。

「アフリカの脱植民地化プロセスを完成させ、植民地化の過程で持ち去られた文化財の返還を含め、植民地政策の結果としてアフリカ諸国が被った経済的、人道的な損害への補償を求める」

「植民地主義」は冷戦時代、旧ソ連が西側を批判するときの常套句であり、それはロシアになっても変わっていない。ロシア主導で作られたであろう共同宣言に、西側批判の文脈でアフリカの植民地支配の歴史を批判するくだりが盛り込まれるのも当然のことだ。しかし、ホームページにアップされたデータはそれだけではなかった。

アフリカ首脳らによる「植民地主義」批判
会議後に首脳らが共同会見した際の発言が詳細に掲載されていたのだ。そこではアフリカの首脳の多くが、現在も続く植民地主義や欧米主導の世界秩序に対する批判を語っている。 以下割愛

薬師寺 克行、日本のジャーナリスト、政治学者、東洋大学教授。 岡山県生まれ。岡山県立津山高等学校を経て、1979年東京大学文学部卒。朝日新聞社に入り政治部記者となり、首相官邸や外務省を担当。政治部長・論説委員、『論座』編集長などを歴任。2011年東洋大学社会学部教授。
ウィキペディア

■グローバルサウス 南北問題という訳語が充てられている概念は、1960年代に入って指摘された、地球規模で起きている先進資本国と発展途上国の間に経済格差が存在しているという問題、およびその問題を解決するという、人類全体に課せられた課題のことである。ウイキペディア

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