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日常のキリトリまたはトリミング

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Twitter詩をまとめました。
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#散文

Twitter詩 2020.7

Twitter詩 2020.7

楽園への目印

涙に溺れて
痛みを抱えたまま
愛と呼ばれるものを
覚えて
傷は癒えぬまま
手を握り返す者の
弱さを
強さだと知る
守るなんて欺瞞だ
このぬくもりに
守られているのだから
指折り
希望を数えて
日が昇る
光が連れてくる
あの地平線の向こうが

楽園への目印

(20200704)

紫陽花とひまわり

はらはらと舞った
切り落とされた藤の花
切り取ったように思い出す
刈り取られたチ

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Twitter詩 2020.6

Twitter詩 2020.6

優しさを盾にした
あなたの言葉は響かない
(20200606)

(写真詩)

滲む空と海の境界線
叫びたかった
泣きたかった
理性が笑えと言っていた
スーツと革靴で
この場所に来たのが
間違いだった
僕の行く方向は
空にも海にもない世界線
踏みしめて
進む

(20200615)

君の背に張り付く布と濡れた赤
歪む記憶で誰の名を呼ぶ
#桜桃忌
(20200623)

紫陽花

君と一緒

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Twitter詩 2020.5

Twitter詩 2020.5

脱ぎ捨てたスニーカー

慣れないヒールの靴は、初めて行く場所には妙に合っていて、私の心だけを置いていく。
馴染まないスーツは、初めて会う人には妙に親しげに見せて、私の表情をも操りだす。
今なら苦手なブラックコーヒーも飲めるかもしれない。
でもいつまでも靴擦れは治らない。

(20200501)

君とダンス

まるで全てを失った
海底の豪華客船
ダンスパーティーの途中で
閉じ込められたメロウ
奏で

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Twitter詩  2020.1

Twitter詩 2020.1

この時が
いつか過去のものとなる
光が射すことを祈って
進むことしかできなかった
かなしみも
苦しみも
消えることが
許せないわけではないのに

誰も気付かない
涙が落ちる前
見上げると雲間から虹

わたしだけが
今なおここにいる

(200117)

見慣れたはずの日常に
異様に喉が渇く仕様で
空っぽのグラスに注ぐ
清涼飲料の青のラベル

希望も絶望もない日々
誰も傷付かないように
何重ものフィ

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