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自分の弱さを否定し続けた私…自己受容の大切さに気づかされたスーパー戦隊の名言
皆さんは、短所や欠点も含め自分の全てを受け入れる事はできますか?!
優れた部分なら受け入れられても、弱点や欠点と感じる部分は受け入れられない…
ありのままの自分の現状を、善悪判断を入れずに認めるのは難しいですよね。
今回は「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の名言を踏まえながら、自己受容の大切さについて記事を書いていきたいと思います。
手裏剣戦隊ニンニンジャー
スーパー戦隊シリーズ39作目にあたり、忍者の末裔達が、妖怪となって蘇った(先祖が倒した)武将に立ち向かう物語。
初々しい演技のキャスト、ギャグ要素強めの展開に賛否がわかれる作品なんですよね。
個人的にはハチャメチャなストーリーと、伸び代を感じる演技が、段々とクセになる…
当時の私は不思議な中毒性を感じながら、放送を見ていたのを覚えています。
ニンニンジャーには、9話から追加戦士が登場するんですが…
追加戦士は初登場からチート級の強さがあり、戦隊ファンがワクワクする要素の1つ。
しかし…強い反面、面倒な性格(上から目線、俺様、闇落ち等)を持つキャラもいて…
本作品に追加戦士として登場するキンジ・タキガワ(スターニンジャ)には、高度な技を使いこなす反面、精神的に脆いという弱点がありました。
しかも、キンジがシリアスパートを一挙に背負っていると言っても過言ではないストーリー設定!!
いつしか、そんなキンジに自分の弱さを重ね、作品を視聴するようになりました。
ニンニンジャーから学ぶ自己受容の大切さ
今回紹介するエピソードは、第36話「キンジ 、栄光のスーパースター!」です。
追加戦士キンジはの父と兄は、妖怪ハンターを生業としていましたが狼男と戦った際に他界。
自身も妖怪ハンターとして活動し、ニンニンジャーと共に戦う中で…
仇の狼男と対峙します。
何とか力を合わせて倒すも、狼男から受けた傷が原因でキンジの体は徐々に妖怪へと変化。
妖怪化が進むキンジに、敵参謀、十六夜九右衛門が接触してきます。
完全に妖怪と化した暁には、敵勢力に引き込もうという意図があり…
「妖怪化を止めるには妖刀浦鮫が必要」と嘘の情報伝え、そそのかしてきます。
九右衛門の言葉に惑わされ、キンジは妖刀浦鮫を手にしてしまい狼男へ変化!!
そのまま暴れだすも…体に負担がかかり倒れてしまいました。
仲間が倒れたキンジを見つけ、道場へ連れ帰り…朦朧とした意識の中で師範が「浦鮫は、恐れ、侮り、悩みを喰らい持ち主を修羅へと変える」と話しているのを聞いてしまいます。
そんな中、街で妖怪が出没したと情報が入り…
妖怪化が進みつつも、戦いに参戦しようとしたキンジの元に浦鮫が(意思を持ったかの如く)飛んできて…
浦鮫を手にしたキンジは、遂に身も心も妖怪に蝕まれてしまいました。
精神世界の中で、キンジはかつて倒した妖怪たちに取り囲まれてしまいます。
それは敵参謀、九右衛門が見せた幻影。
「妖怪になれば恐れも侮りも忘れられる」
キンジの心の弱さに付け込み…
仲間になれと言わんばかりに煽る九右衛門。
この後のキンジの台詞が、自己受容の大切さを教えてくれます。
「 自分が弱かったからこそ、仲間と此処まで来られた。弱さも、悩みや恐れも自分の一部。
それを忘れてはいけない。」
キンジを修羅に変えようとした妖刀も「自ら弱さの象徴であり自分の一部」と続けます。
すると…
妖刀は忍者激熱刀へと変化し、キンジは妖怪化の呪縛から解き放たれ…
新たな強化フォームを手に入れました。
まさに、弱さを受け入れる強さ!!
これが36話の大まかなストーリーです。
弱さや欠点は悪なのか…?!
劣等感が強く、プライドが高いと「ありのままの自分を受け入れる」のは難しいですよね。
以前の私は、自分の欠点は悪だと強く思い込んでいたので…
認めるまでに、相当時間がかかりました。
そんな私が、実際に自己受容の為に試した方法。
それは自分の悩みを「どうにかできる問題」と「どうにもできない問題」を分けるというものです。
例えば毒親の元に生まれ、両親から心ない言葉をかけ続けられた過去があったとしたら…
「別の親元に生まれたかった」と強く願っても、それは、自分ではどうにもできない問題。
自分でコントロールできない問題にばかり囚われていては、いくら悩んでも解決策にたどり着けず、苦しさ、自己否定だけが増殖する悪循環にハマってしまいます。
では「自分でコントロールできる問題」とは…?!
辛い過去があったとしても「その経験があるからどうなりたいか?!」で悩むなら…
なりたい自分に近づけるように、少しずつ今の自分の行動パターンを変えていけばいいので「どうにかできる問題」になりますよね。
仕分けしてみると「コントロールできない問題を抱えていた事実」に気付けるので…
同じように悩むなら「どうにかできる問題で悩めばいい」と視点が変わるキッカケになるはずです。
可能であれば並行しながら、できる範囲で自分の本音を素直に表現していく方法も試してみてください。
食べたい物を食べる、行きたい場所に行く…小さな事で構いません。
自分のやりたい事に、自分で否定を入れる癖を緩める…それが自己受容にもつながるはずですから。
人間が生きづらさを感じるのは、心の中に在る都合の悪いものを否定し…
条件付きでしか自分を認められないのが原因。
それは常に自らの存在を否定し続ける事でもあります。
受け入れてしまえば、否定は消え…結果、生きやすくなり、パフォーマンスも向上する。
果たして弱さは、悪でしょうか?!
欠点と感じる部分は、伸び代と言い換えられないでしょうか…??
短所が在るからこそ、自分がどうなりたいかを知る事ができるのでは…?!
向き合い方(の方向性)を変えれば、弱さは成長するキッカケを与えてくれるはずです。
一度、善悪判断せずに、自分の弱さと向き合ってみませんか?!
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