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写真展「That suits your immense loneliness」を開催します

【個展のお知らせ】
3月1日より横浜妙蓮寺にある本屋・生活綴方で2年ぶりに写真展を開催します。


昨年、南米大陸にあるアルゼンチンへ旅に出てパタゴニア地方と首都ブエノスアイレスを訪ねました。

今回の作品は土地の風景やポートレートを展示いたします。全て現地で撮影したフィルムから一枚一枚、暗室に入り手焼きでプリントしています。地球の真裏で露光したネガをもとに、作った写真を見ていただけると嬉しいです。

在廊日については勤務の都合上、追ってお知らせします。ぜひ横浜に遊びに来られる際に、気軽にお立ち寄りください!

画像のDMは、デザイナーの安井彩さんがデザイン・制作を担当してくださいました。お忙しいなか、素晴らしいイメージを作り上げてくださり、ありがとうございました。

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「That suits your immense loneliness」/ 矢部真太写真展

遠くを目指そう。
向かったのは「世界の果て」と呼ばれる港町。
雄大な土地の風景と、
そこで生きる人々との出会いが
前へと進ませた。

2年前の春に開催した写真展「この街で」は、矢部真太が写真家としてのひとつの足場を得るうえで重要なイベントだった。それまでは、どこにでも出かけていって、どちらかというと動的な被写体を動的なままに撮るのが彼の持ち味だったが、「この街で」は彼自身が住む横浜の、職場と自宅(と本屋・生活綴方)のあいだですれ違う人々を活写し、ローカルかつスタティックな撮り方を試した。前回の展示が開催されたのが2022年であるから、まだコロナ禍真っ只中で、そうせざるを得なかったのは言うまでもないが、だからこその成果だったといえよう。
今回は、矢部が昨年、日本からもっとも遠い場所といってよいアルゼンチンを旅した際に撮ったものなかから、本人が手焼きしたプリント16点を展示する。彼が旅するなかで向き合った”your immense loneliness”(あなたのはかりしれない孤独)。”your”は、出会った人々か、彼自身か、それとも写真に相対する人か。この命題とともにじっくり展示に向き合っていただきたい。

本屋・生活綴方
矢部真太《That suits your immense loneliness》より 2023年 発色現像方式印画

[会期]2024.3.1(fri)~3.25(mon)
[会場]本屋・生活綴方
横浜市港北区菊名1-7-8
東急東横線妙蓮寺駅より徒歩2分
[営業日]月・金・土・日 /12:00~19:00
[定休日]火・水・木

矢部真太 / Shinta Yabe
写真家・新聞記者。1992年生まれ、小笠原村父島育ち。大学卒業後、地方新聞社に入社。スポーツや人権問題の取材に取り組んでおり、勤務の傍ら主にドキュメンタリーやポートレイト作品を制作。佐々木美佳監督・短編映画「三渓の影」(2021年)ではスチールを担当した。主な展示に、京都国際写真祭KG+ KG「ON THE ROAD」(2016年、京都)、「この街で」(2021年、横浜)。


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