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一生大切にしたい宝物

前回の記事は、noteのお気に入り編集部に選んでもらったようで、たくさんの方に見て頂き、スキもたくさん頂きました。私の書いた言葉をたくさんの方が見てくれた。それだけで、うるっと泣きそうになり、とても幸せな気持ちになりました。スキをしてくれたみなさん、本当にありがとうございました。

私は、今鬱病で会社を休職しています(前の記事を読んでいただけると分かると思いますが..)。そんな中、身体の調子が良い時に部屋を片付けたり、断捨離をしたりしていました。

その中で、いろんな方からもらったお手紙がたくさん入った袋を見つけたので、久しぶりに読んでみることにしました。(片付け中、こうやってすぐ寄り道してしまうんです)

高校時代の友人、先生、教育実習の先生、大学の友人、お誕生日のメッセージカード、アルバイト先でお客様にもらったお手紙、サークルやアルバイト先の色紙、アルバイト先の先輩たちにもらったお手紙、前の職場でもらったお客様に貰ったお手紙、家族から。

一通ずつ、丁寧に何度も何度も読みました。涙がボロボロこぼれ落ちていきました。そこには、私へ向けてのたくさんの愛の言葉が詰まっていたのです。

私は、昔からお手紙を書くことも、貰うことも大好きでした。今は便利な時代だから、どんどんお手紙を書く機会も少なくなっているけど、私は節目や感謝の気持ちを伝えたい時、お誕生日にはなるべく書くようにしています。相手のためにカードや便箋を選んだり、言葉を選んだり、相手への感謝と思いを込めて手紙を綴る、そういった瞬間がとても好きだからです。

自己肯定感の低いわたしですが、自分の唯一好きなところがあります。

それは感謝や素敵だと思うことを家族にも、友人にも素直に伝えられるところです。(これは手紙に限らず、直接言葉でも)家族相手だと改まって伝えるのは恥ずかしい..という方もいると思います。でも、私は全く恥ずかしくなくて。むしろ相手に対する感謝も、素敵だと思ったことも、羨ましいところも、相手に伝えたいんです。(もう完全に自己満なんですが..)

そして、唯一の特技は人のいいところを見つけるのが得意なところです。その特技により、自己肯定感の低い私は、逆に「他の人と比べて自分はなんてダメなんだ..」と落ち込むことが多かったのですが..

たくさん貰った手紙を読んでいく中で、周りからみた私の姿がたくさん見えてきました。そこには私へ向けてたくさんの感謝の言葉や、私の素敵だと思うところや、私を心配してくれる気遣いなど、たくさんの優しい言葉たちが綴られてました。私のために選んでくれた愛のある言葉たちに触れて、私は暖かい気持ちでいっぱいになりました。

さらにこの言葉たちは、私が見ている私が私だけじゃないということに改めて気付かせてくれました。わたしはいつも他人からの自分の評価まで自分で勝手に決めつけて、卑下していました。私が見てる私。友人から見える私。家族から見える私。職場の人から見える私。いろんな私がいるんだと(とても普通のことですが..)実感しました。だから、他の人から貰える言葉を素直に受け取っていきたいなぁと思えるようになりました。

断捨離から数日後、自宅へ高校の友人たちからお手紙とお菓子が届きました。詳しい病状は伝えていなかったのですが、察してくれたのだと思います。

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私を気遣ってくれる優しい気持ちに、また胸がいっぱいになりました。

それから、私はすぐレターセットを買いに100円均一へ。LINEでなかなか返事を返せなくて、心配してくれる友人たちへ心込めて手紙を書きました。

私は、鬱病になって死にたいと考えていた時期がありました。辛くて辛くて、とにかくその辛さから逃げたくて。生きてることから逃げたくて。

でも、今病院を変えて、信頼できる先生に診てもらえて、薬を変えたことにより、病状が安定していきました。もちろん辛い日もあるけれど、それが0になることはないということも知りました。きっと鬱病が治っても、生きてる限り辛いことはあるし、苦しいことも悲しいこともある。けど同様に、幸せなことも嬉しいこともあるわけで、考え方や自分次第で、そういった負の感情と上手に付き合っていくことがてきる。今はその訓練中なんだなぁと思っています。

それに一人じゃない。これは鬱病になって、いま症状が落ち着いてきてようやく実感したことです。わたしのことを心配してくれて、良くなるように願って、支えてくれて応援してくれる人がいる。辛い時は、自分のことでいっぱいになりがちだけど、これからは、それを忘れないように周りに感謝して生きていきたいなぁ。

この前、姉から言われました。

成功体験ばかりが人を成長させたり、魅力的させるわけじゃないよ。苦しい思いも、辛い思いもいろいろな思いを経験をしたことがいつか必ず自分の財産になる。

この言葉を忘れずにいたいです。

お手紙たちは、また大切に保管しました。きっと何度読んでもこの手紙たちは、私を永遠に励まし続けて、癒してくれる。一生大切にしたい言葉たち、私の宝物です。










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