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死ぬことよりも明日が来ることが怖い

死ぬことよりも、明日学校へ行くことのほうが怖かったんだな

重松清さんの十字架の一節の文章です。主人公の友人が自殺をして、その友人の気持ちを慮っての一言だったのだと思う。もしかしたら文章少し違う部分あるかもしれない、ごめんなさい。でも最初読んだ時は、本当に衝撃的だった。

私は、そんな風に今まで考えたことがなかった。悲しくても泣いたり、人に話を聞いてもらったり、時間が経つと自然と立ち直れて、忘れてたりする。もちろん死ぬほど辛いと思ったことはあったかもしれないけど、死のうと決意したことは今までの人生でなかったから。だから死ぬことよりも明日が来ることが怖いってどれだけ辛いことなんだろう、どんなに苦しいんだろうとすごく胸が苦しくなった。だって、死ぬことってすっごくすっごく怖いことだと思っていたから。

今回鬱病になって、その気持ちが少しだけ分かった。死ぬことは怖い、でもこの今の現実や明日から逃げたくてしょうがなかった。死ぬことは辛いのかもしれない、痛いのかもしれない。でも、とりあえずこの地獄のような苦しさが逃れたくて必死だった。未来は楽しいことが待ってるよと言われても、未来の楽しいことよりも、今の苦しみから逃げるほうが私にとっては大事だった。

そんな時に、夢で自殺する夢を見た。すこしずつ体重をかけて首吊りをする。でも最中に、急に怖くなってジタバタして失敗に終わった、すごくすごく怖かった。夢だったのに首がめちゃくちゃ苦しくてしめつけられてて心拍が早くなって、ドキドキしていた。

また不安定な日は、ベランダから飛び降りおうと考えた。ベランダに足をかけた時に、ちょうどたまたま外にいた愛犬と目があってじっと見つめられた。我に返ることができた。

本当に、自殺するつもりなんかなかったのかもしれない。ただ自殺するほど辛いって伝えたかっただけなのかも。心配されたかっただけなのかも。

でもさ、心配されたいよね、あなたは生きていいんだよ、大丈夫だよって言われたいよね。根拠なくても、そうやって優しい言葉を求めてる人は絶対いると思うんだ。私もそうだったみたいに。だからそういう人には力いっぱい大丈夫だよって伝えてあげたい。

こんなんだけどまだ不安定で、私もすごく落ち込む時がある。自分なんて、価値がないと思ったり、眠れなかったり、いろいろ未来への不安が募って苦しくなったり、過去のフラッシュバックで、パニックになったり。

でも、たくさんの人に助けられて生きてる。家族、友達はもちろん、ここのnoteにスキをくれたり、コメントで大丈夫だよ、共感してくれたり、励ましてくれたり、顔も知らない人が本気で心配してくれて幸せを願ってくれてて、その優しさにすごく救われてる。

今はネットでいろいろ怖いことも起きてるし、心ない一言で人を傷つけたり、貶めたりする人たちもいる。わざと意地悪な言葉を使う人もいる。でもわたしは人が幸せになる言葉をたくさん使っていきたい。みんなが優しくしてくれたように、私も優しさを返していきたい。

偽善者って思われないかな..ってちょっと不安だけど、これが私の本音です。

死にたいくらい辛い人へ

すごくすごく辛いよね。地獄の中にいるような死にそうな気持ちだよね。でも今日、生きてくれてありがとう。明日のことは、また明日考えよう。


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