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私とって言葉は、心を豊かにする魔法だ。

朝カーテンを開けて、日差しを浴びようと空を見上げたら久しぶりに飛行機曇を見ました。真っ直ぐな曇を見て私もあんな風に生きれたらいいなぁと思い、しばらく眺めてました。

朝日と夕陽なら、朝日が好きです。夕陽ってなんか寂しいから。でも夕陽になる前の水色、紫色っぽいピンク、オレンジのグラデーションの空は好きです。切ない気持ちになるけれど、綺麗だなぁと思います。

昔、絵具セットで色を混ぜた時、新しい色ができたことに感動したことを思い出しました。それと同時に、社会の授業で裁判官のマントが黒なのは、「何色にも染まらないという意味を表しています」と中学校の先生が言って感動したことも思い出しました。

その後、色つながりで大学時代に読んだカラフルという本を思い出しました。その中で印象的なセリフがあったなと思って、久しぶりに本を引っ張り出してきてみた。

「みんなそうだよ。いろんな絵の具を持ってるんだ、きれいな色も、汚ない色も」

(中略)

人は自分でも気づかないところで、だれかを救ったり苦しめたりしている。この世があまりにカラフルだから、ぼくらはいつも迷っている。どれが本当の色だかわからなくて。どれが自分の色だかわからなくて。

森絵都著/カラフルより抜粋

これを読んだ時、すごく感動したんだ。でも自分の語彙力に限界があって、なぜ感動したのか、なにが自分の心に響いたのかうまく説明できなくて、表現できない自分が悔しかったんだよなぁ〜って思い出した。

小さい頃からよく感動する子だった。小学校の時唯一続けていた体操教室で卒業する際に一人一人言葉を貰えるのだけど、わたしは

「感動とは、感じて動くと書くんだなぁ」

という相田みつをさんの言葉をもらいました。その当時は、どういう意味だろう?と思ったが、18年経った今、その言葉をプレゼントしてくれた先生は私のことをきっとよく見てくれたんだなぁと思いました。

そして、そういえば昔感動した言葉を書いてたノートがあったよなと思い、机をがさごそ。発見した。

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懐かしいなぁと思って久しぶりに読んでみた。字が汚い。笑

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いま読んでみてもいい言葉だなぁって思うものもあるし、あ!この言葉好きだった!ってのもあるし、逆にこの言葉に感動したのか...ってものもあった。当時、わたしの心に響いた数々の言葉たちが、そこにはたくさん詰まってた。

今は、いいなぁと思ったらスクショしてカメラロールに納めておいたり、Twitterやインスタでお気に入りに保存して終わり。だけどこうやって自分の文字で書き残すのもいいよなぁ。

言葉ってすごいなって思うのが、わたしは素敵だなぁって思った言葉が相手にはまったく響かなかったり、逆に私に響かなかったり。昔と今で同じ文章に感動するわけでもない。いろんな経験や文章、いろんな人と出会いで、少しずつわたしという人間も変わってるんだと実感した。

まず、日本語ってすごい。こころと心とひらがなと漢字でも印象が変わるし、わたしも私で、イメージが変わる。ひながらもカタカタも、漢字もいろんな言葉を使って表現できるってすごく得してるのかも?!と思った。

noteを読んでいると、心が動かされる文章や言葉たちと日々たくさん出会う。言葉を解して、その人の想いに触れる度に、優しさに触れる度に、感受性の強い私はすぐ泣きそうになる。特にわたしは、自分の思ってることや感じてることを上手く言葉にできる人の文章を見ると(あ、わたしもこうやって思ったことある!そうなの!すごく気持ち分かるよ!)何回もいいねを押したくなってしまうくらい。人によって使う言葉が同じでも、その人の人柄や、書き方や、言葉の選び方、表現力が違うだけで全く別物になるし、相手の受け取り方によっても、変わってくる。無限大だ。

日々わたしは、誰かの紡ぐやさしい言葉たちに救われたり、支えられたり、言葉に励まれ、救われてる、そして心が豊かになる。

言葉って深いなぁと思った月曜日でした。




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