みその中では病原細菌などは増殖できない
みそソムリエって知ってますか?
「味噌」の知識を正しく幅広く持つことで、「味噌」のよき理解者となり、幾重にもある「味噌」の魅力や文化から作られる「味噌の世界」を
愛と敬意を持って、この世の多くの人々に広め(発信)、この先の人々にも継いでいくことのできる特別な資格です。(みそソムリエ認定協会HPより)
https://tokyomiso.or.jp/sommelier/
うちはこうじ屋ですが、そのこうじを使ってみそも製造販売しています。だから、麹のこと、甘酒のこと、みそのこと、それから発酵食品全体に興味があるし、常に情報を得ておきたいと思ってます。
この『みそソムリエ』という資格を習得したときに、学んで一番印象に残っているのが『みその中では病原細菌などは増殖できない』ということ。
これは、1997年に中央味噌研究所が委託して、(財)日本食品分析センターが行った実験で明らかになっているそうです。
米みそ、豆みそ、麦みそ、など、様々なみそに2種類の大腸菌O−157を混入して、経時的にその生菌数をカウントするやり方で行われた実験。
ほとんどのみそで24時間後にはほぼ死滅し、72時間後には、同濃度の食塩水を除く全てのサンプルで大腸菌の死滅が確認されたとのこと。(みそソムリエのテキスト『みそを学ぶ』より一部抜粋)
他の団体で実験をしたときも、いずれも同様の結果になっているそうです。
食塩水では死なない大腸菌が、なぜ、みその中では死んでしまうのか。
みその中には多種多様な微生物がいて、その微生物たちがよそ者である病原細菌などをやっつけてしまうんですね。だから、0−157も、ブドウ球菌も腸炎ビブリオなんかも、みその中では生きられない。
これは発酵の力無くしてはありえないことです。
因みに、おみそ汁を1日3杯以上飲む人は、1日1杯以下の人に比べて乳ガン発症リスクが40%も低いと言われています。(こういう情報って知らない人の方が多いのでは??)
だから、毎日おみそ汁!
なんとなく、味噌は体にいいという感じはあっても、実際どんなふうに良いのかはよく分からなくないですか?
こんな風に、ハッキリとした情報があると、なるほど〜と思えますよね。
私も、まだまだ分からないこと、知らないことが沢山あるのですが、少しでも情報と知識のシェアで役に立てることがあればと思って、テキストを引っ張り出して復習しながらお伝えしていければと思います。
とりあえず、一つ言えることは、みそって結構すごいんですよ。
ちょっと風邪ひいたかも?ってときは、薬飲む前に、まずは温かいみそ汁飲んでみてください。他のものを食べずに、みそ汁だけ。
意外と効きますよ。
わたしは朝一、胃が休んでるのを起こすイメージでみそ汁。
朝活のお供に、マグカップに15割みそを溶かして飲んでます。
出汁も具もな〜んにも入れなくても美味しいです。
で、ちょっと思っちゃったんですけど、今話題の超強力な病原菌。おみその中で生きられるんですかね?どうなんでしょう??
だれか、専門の方知ってたら教えてください。
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