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視点の変化で見えてくる新たな風景  ~奥川地区ドローン映像鑑賞会~

奥川地域づくり協議会では、新たな視点から地域を見つめ直すきっかけづくりを進めています。その取り組みの一環として、奥川地区にある全20の集落をドローンで撮影した映像を上映しました。
この映像は、西会津町役場職員でドローンアーティストとして活動されている青津京介さんに約1年かけて制作していただきました。

ドローン上映会の様子

今まで見たことのない、まるで鳥になったような視点の映像は、遠くまで流れゆく川や連なる山々がとてもきれいで、たくさんの木々に囲まれた中にある集落の映像からは人が暮らしを営んでいる様子が伺えました。また、壮大な雲海に覆われた映像は集落ごと大自然の中に溶け込まれていくような不思議な感覚を覚えました。

ドローンアーティスト・青津さんが制作した映像

集まった人は普段目にしている景色とは違う上空からの映像にくぎ付けでした。上映中、参加者同士で昔の情景を思い出しながら、奥川地区の昔と今の違いを語り合うこともあり、また、「奥川じゃないみたいだ」と見慣れない風景に驚きの声も多く聞こえました。

奥川地区の令和5年度の年齢別人口グラフ

このような原風景の景色が広がる奥川地区では住民が年々減り続けています。映像を見終わった後に奥川の現在の人口とこれからの人口推移データを集まった皆さんに見てもらい、今のままでは、およそ20年後には人がいなくなってしまうというデータを共有しました。

グループ1でまとまった感想
グループ2でまとまった感想

その後2つのグループに分かれてワークショップで映像の感想をまとめました。その中で、四季折々の奥川の様子をドローン映像で観たいという意見が多くありました。また、映像を今日来られなかった奥川の人や奥川以外の人にも見てもらいたいという声もありました。この映像をきっかけに奥川地域を見つめ直す動きがこれから広がりそうです。

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