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#株式投資初心者

楽天のLyft株をめぐる会計処理

楽天のLyft株をめぐる会計処理

上記の解説の際に、楽天のLyft株をめぐる会計処理を用いた。

そこで勉強したことだが、
"持分法投資損益は、日本の会計基準では、受取利息や配当金と同様、営業外損益として処理するため、経常損益の変動要因になるのに対して、米国の会計基準では、原則、税引き前損益の後に加減するため、最終損益の変動要因になる"
らしい。

楽天はIFRS(米国の会計基準)を採用しているので、どのように表記されているので確

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商社への株式投資 (持分法適応会社の評価額の変化について)

商社への株式投資 (持分法適応会社の評価額の変化について)

2021年9月2日現在の投資環境はリスクオンと考えらえる。

ジャクソンホールでのパウエル議長の発言も無事通過し、低金利が続くことが予想されている。

ウォーレンバフェットにならって商社への投資を検討している訳だが、現在商社は投資会社化していると、以下で既に述べた。

母体に投資した後に株価が暴落し、持分法適応会社の評価額が低下した場合に母体どのような影響があるのか疑問があり調べた。

結論から言

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SaaSの時価総額算定は、GP ratioで十分か

SaaSの時価総額算定は、GP ratioで十分か

GP ratioについては以下で説明しています。

以下で述べた、無形資産ビジネスの特徴から、時価総額算定について考察します。

ビジネスモデルのスピルオーバー大きければ競合が多くなります。
スピルオーバーの大小は成長率と関係ありそうなので、GP ratioに含まれていると考えても良いかもしれません。

しかし、スケーラビリティ*は今後の成長率の持続として表れてきそうなので、GP ratioに含ま

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SaaS企業の価値は、PSRで評価すべきか -GP Ratioの重要性-

SaaS企業の価値は、PSRで評価すべきか -GP Ratioの重要性-

株式投資を行っているので、投資家目線での問題提起です。
そもそもの問題意識は、便利系のBtoB SaaSと課題解決系のSaaSを同じような指標で評価して良いのか。
なぜなら、便利系のSaaSはマーケティングコストが高く、規模が大きくなると成長が鈍化すると思われるからである。
つまり、企業価値の評価に顧客獲得コストを変数として含めるべきであると考える。

現在、隆盛を極めているGAFAMは、顧客獲得

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「成長株投資の神」を読んで

「成長株投資の神」を読んで

成長株投資と訳されているが、モメンタム投資の専門家による座談会的な内容。
日本語でのバリュー株・グロース株における、グロース株の投資方法についての本ではないので注意が必要。
4人の賢者がコメントしているが、うち2人は短期投資を行っているようである。なぜなら、決算を超えて株を保有することはないと述べられている。

モメンタム投資とは、機関投資家が買い始めた中型株を追いかけるように買う投資方法である。

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