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#8 ESを楽しむ!?

就職活動は、企業と就活生がなるべくミスマッチを防いで雇用契約を行うための「コミュニケーションタイム」です。エントリーシートには「なぜ自己PRがあるの?」「学チカは必要なの?」と改めて考えてみましょう。自分がアルバイトを募集している雇用側であったら、初対面の相手をショートカットして知るために知りたくなる内容だと思います。その内容やコミュニケーションの仕方から「この子は接客向いてるな」や「この子は製造業むいているな」など適正がある程度わかります。必要性がわかると、エントリーシートを楽しんで作成できると思います。


主に何を聞かれるの?

エントリーシートでは、多くの企業が共通して聞く項目が存在します。
・志望動機
・自己PR
・学チカ
・趣味や特技、ゼミ活動など
これらはマストで聞かれます。私は、どの企業でも共通して使うことができる項目については、3パターン用意し、使いまわしていました。もちろん、相手の企業に合わせて修正は行います。

オススメの作成方法

私は、まずは以下のステップで書いてみることをおすすめします。

①何も参考にせず構成も気にせず、聞かれたことに答える
②時間を置いて見直し、修正する
③人のエントリーシートと見比べる
④0から答える
⑤2と4を見比べて、自分の言葉で1つにまとめる(字数なども考慮)
⑥友達に添削してもらう

まっさらな頭で答えるのと、多少の参考例がある上で答えるのでは、全く違うものになると思います。私は、どちらも違った角度から自分の本心に近いものといえると考えています。人のエントリーシートから惹かれた文章力や技は盗んで、自分らしく使いこなすことが重要です。
また、友達に添削してもらう時は「直したほうがいいところを3つ教えて欲しい!」などといった具体的なリクエストを添えます。そして、同じ就活生であればお互いに添削し合うことも効果的です。しっかりお礼をしましょう。

型を決めれば楽チン

オススメした作成方法でチャレンジしてみると、白紙の状態から文章を構成していくことにハードルを感じる人がいると思います。そういった方は、以下の型に合わせて構成していくことで、自然に整った文章を作成できます。

例)400字以内の場合
ひとことで質問への答え(20〜30)
答えた理由と質問への関連性の根拠(40)
具体的な実例やエピソード(約250)
未来につながるようなひとこと(40)

型を整えることで、読み手にとってすんなり内容が入ってくるというメリットがあります。内容の偉大さよりも、質問の回答になっているかを重要視しましょう。伝わらなければ、エントリーシートの意味が薄れてしまいます。

注意点

企業は、エントリーシートの内容のみを見ているわけではありません。社会人として当たり前に求められてしまうポイントも、企業側はチェックしています。

・言葉遣い
です・ます調とである調は、同じ企業に対しては統一しましょう。また、話し言葉や日本人がよく間違える言葉を使わないように注意。ウェブで作成していると自動で漢字変換/ 訂正されますが、口頭で言って違和感がないかも確認しましょう。
・言葉選び
無理にカタカナの専門用語を使ったり、普段使ったことのない文章で書くと、自分にとっても相手にとっても違和感を与える可能性があります。遠回りになっても自分の言葉を並べた方が描きやすく伝わりやすいと思います。面接時に指摘されて説明できる言葉だけを使いましょう。(文字数に合わせて使い分けましょう。)
・提出のタイミング
企業によっては提出のタイミングを見ているところもあると思います。面接直前の提出や期限ギリギリの提出は「急いで作ったのかな?」と誤解されるかもしれません。なるべく余裕を持って提出しましょう。
・参考例の取り扱い方
いろいろな例を見ると、似たような内容になってしまったり、自分の最初の感情を忘れがちです。参考例に惑わされすぎないよう、作成の順番には気を付けましょう。

まとめ

エントリーシートは、本質を掴むことで誰でも簡単に作成することができます。私は、小中高と文章力に自信がなく読書感想文なども書ききったことがありませんでした。しかし、自分に合ったルールや自分が目指す目的を明確にすることで書くことができました。一度コツを掴めば誰でも簡単に書くことができるでしょう。

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