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#6 情報収集のコツ

沢山の情報に溢れている就職活動では、意識的に情報を取捨選択していく必要があります。また、本当かウソかもわからないデマが拡散されることもあり、慎重に摂取していくべきです。自分が集めた情報は自分のために集めたはずなので、未来の自分が見やすいように管理しましょう。


企業の観察方法

企業は様々な方法で情報提供をしています。それらをただ読んで内容を知るだけではなく、企業らしさや企業の性格をも観察してみましょう。すべての情報には表面的な意味以外に、隠れた企業の意図が込められていると思います。
・ホームページ
ホームページは企業にとっての顔となります。掲載されている内容だけではなく、掲載されているカタチを観察してると個性がわかります。例えば、沢山のスクロールを必要とする場合や字が小さすぎる場合などは、見やすさ以外の「アート性」などを優先している可能性があります。社長や管理職の顔以外にも、新卒や中途採用の社員の職場風景などを掲載している場合は、就活生ニーズを意識している可能性があります。なんとなくの違和感を感じた場合は、もしかしたら企業と自分がマッチしていないのかもしれません。
・SNS
最近では企業が積極的にSNSを運用していて、人事が書き込んでいることが多いです。SNSでの温度感が苦手な企業は、自分が入社した後もその温度感の環境である可能性を想像しましょう。簡単に世界に拡散されるSNSをどれだけ慎重に取り扱っているかどうかは、社内の雰囲気や考え方を表していると思います。

説明会での姿勢

選考で説明会への参加を必須条件にしている企業がほとんどです。必須だからといって参加するだけが目的となってしまうと、説明会の時間が退屈に感じると思います。せっかく参加するのだから、自分にとって必要だと感じた情報はしっかり自分で獲得しましょう。私が説明会で行っていたことは以下の2点のみです。

・メモ
当たり前ですが、残しておきたい情報はメモしておきましょう。自分の言葉や自分の手で記録することで、記憶にも残りやすいです。オンライン説明会の場合、スクリーンショット可能との指示があれば、スクリーンショットで記録しておきましょう。
・オーガナイザーの観察
主催者である社員が、どのような言葉遣いを使っているかを見ると、企業の雰囲気が少しつかめたりします。また、こちらへの働きかけ方に思いやりを感じられる企業の方が、志望意欲が上がりますよね。(説明会前後の社員の過ごし方も注意!)

この2点のみ行えば、説明会に参加したという自信にも繋がると思います。

友達とのコミュニケーション

個人情報・秘密情報以外の有益情報や、悩みなどは積極的に友達とシェアしましょう。その際に注意するべきことは、相手も就活についてシェアしたいと考えているかどうかです。人によっては、知らせたくないし知りたくないという人もいます。しっかり了承を得てからシェアしましょう。また、SNSに就活について書き込みすることはお勧めしません。記録として非公開アカウントで書き込むのはよいと思います。就活は個人プレーですが、同じ就活生として助け合いができる場合もあると思います。私は、エントリーシートの見せ合いをしていました。

リアルな社会人の言葉

人事はいいことしか言わないと考える人もいると思いますが、私もその面はあると思います。私たちは「社会人」になるためのステップを踏んでいるわけなので、身近な社会人に話を聞いたり聞いてもらうことは、新しい発見を生むと思います。親・先生・教授・ゼミやサークルの先輩など、それぞれの時代や視点からアドバイスをもらうことで、自分の見られ方や社会人の考え方を知ることができます。人事に質問するよりもラフに聞くことができるのもよいですね。目上の方には感謝の気持ちも忘れずに!

得た情報の管理方法

私はすべてWordに保存していました。企業ごとにファイルを分け、企業名のフォルダに入れて管理します。後で面接履歴やその他ファイルもまとめます。

フォルダ名:「企業の正式名称」
ファイル名:「企業の正式名称_説明会」
内容項目
・簡単にまとめた企業情報
・興味の湧いた職種
・説明会メモ(日にち、スクリーンショットなども)
・オーガナイザー名
・感じた気持ち(整った文でなくてもOK)

これを残しておくだけで、未来の自分が楽になりますね。説明会が複数回開催された場合は、ナンバリングをして会ごとにファイルを分けると見返しやすいです。

まとめ

沢山情報を得たから身になるわけではなく、情報を噛み砕いて自分の言葉で残すことで身になると思います。せっかく時間を費やして得た情報を活用しましょう。

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