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#ユートピア
ボクちゃん 8 余談 児童
ボクちゃん 8
ここで断っておくが、僕は。夏目漱石の「坊っちゃん」を真似て書いているわけではない。参考にはしたが、自分なりに書いている。
それに僕は、「坊っちゃん」は、過去に二回ほどしか読んでいない。映画も二回ほどしか見ていない。
そのあらすじも内容も、ほとんど覚えていない。
記憶にあるのは、マドンナ先生の存在と、赤シャツと山嵐の名前ぐらいである。
それに「小説の書き方」という本を買った
ボクちゃん 6 教職員
ボクちゃん 6
教頭の谷先生もいる。
この教頭は、頭が禿げていて、背丈が低い。
どことなくピヨピヨしていて、その姿を見ると、アヒルのようにも見えてくる。
僕は、この教頭を最初からあまり好きにはなれなかった。
校長には、全くもって頭をさげている。そして一般教師には「良い教師」と呼ばれたいのか、何故か、回りの教師の顔色を見るところがある。
だいたい学校というのは、教頭が実務に励む、というか、
ボクちゃん 5 山岡先生
ボクちゃん 5
次の日学校へ行くと、職員のひとりひとりの顔が見えてきた。
まず一番初めに目についたのが、この学校の職員の最年長の、そして、中心的人物の山岡という先生である。
校長、教頭についで力を発揮している先生である。
髭が濃く、鼻も少し高く、体格も年の割には立派で、品格があり、確かに教師としての貫禄を身に付けている。
この学校の代表者として、ふさわしい容貌を備えていた。
(以後、こ