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彼氏の“改善力”がすごい

私の彼氏は“改善する力”がすごく高い。

改善力ってなんぞや???を簡単に説明すると、

「何か問題やら衝突が起きた時に、改善するまでに至る意欲態度・アイデア出し・実行までのスピードが総じて良い」という感じ。

“改善力”という言葉があるかどうかはさておき、この力を持っている人はパートナー(私)にかなりの安心を与えてくれるし信頼関係も築きやすい。

なぜかというと1番に問題を提示しやすいから。

パーフェクトな人はこの世にはいないし、彼だって私が「は??」って思っちゃうような行動をすることはそりゃあるけれど、

「改善力が高い人だから言えばすぐに直してくれるだろう」という気持ちがあるおかげで冷静に安心して伝えられるし、

何度も同じことで衝突しなくて済む。

逆に、言っても治らない時は

「いつもすぐ改善するこの人が治らないってことは相当根深いクセなんだろうな、もういいや」

って信頼があるからこその諦めがつく。


付き合って2年以上経つ今もこの改善力によって彼への信頼が止まらない日々を過ごしているのだけど、

そういえば私が彼に行為を抱いたポイントもこれだった。


それはまだ、付き合う前のこと。





マッチングアプリを介して出会った私たちは、5回目のデートで付き合った。

彼は2回目と3回目のデートで10分ずつ遅刻した男だった。

しかも2回目は電車のちょっとした遅延だったけれど、3回目は「朝ごはんを食べていたら一本乗り遅れた」とかだった。

その時点で私は「私に気が無いのか?」を通り越して「まだ出会って間もない相手とのデートで遅刻2回とか失礼過ぎん??なめとんのか??」が勝ち、

「いつも遅刻するタイプなの??仕事で遅刻しないのにこういう遊びの予定は遅刻する人??

待ち合わせ時間10分早めて伝えた方が良いかなって思っちゃうんだけど」

と伝えた。(付き合ってないのに)(まだ顔合わせるの3回目なのに)

「ほんとごめんなさい」と彼が素直に謝ったのでそこからは気を取り直して3回目のデートを楽しみ、4回目のデートの約束をした。

すると彼は4回目のデートの時、待ち合わせ時間の30分前に現地入りしていたのだ。

さすがに笑ってしまった。

そこまでしろとは言ってないのに、30分前って…

改善に尽くしました!!!感がすごい。

「言えば即行動に移してくれる人なんだ…!」ってその時好感度が爆上がりした。

(遅刻2回して信用と好感度が下がりまくっていたのもあるけど)


それからすぐに私は彼と付き合うことになった。

そのデート以降、彼は私との待ち合わせで遅刻したことはほとんどない。





さらに、ワールドカップで世間が連日盛り上がっていた時もこんなことがあった。

彼は元サッカー部でワールドカップも大好き。

対して私は一切スポーツに興味を示さない女。

ある夜、「深夜2:00からの試合見たいからリビングで寝るわ!」と彼が言った。

どうぞ〜と言ってその日は別々に寝ることに。それは全く問題ないのだけれども。

我が家はリビングと寝室の間にドア一枚しかない仕様で、テレビの音は当たり前にスマホの動画ですらも、リビングからの音は筒抜けだ。

サッカーに興味のない私は通常モードで夜は寝たいし、配慮しながら試合を観るのが当たり前だと思っていたのだけど、

まさかの彼は、スマホでイヤホンもせずそこそこの音量を垂れ流しながら観ていた。

深夜に目覚めてしまう私。

眠いのに声援の音で眠れない。でもベッドから身体を起こすのは面倒臭い。ていうかなんで私が起き上がって「うるさい!」って声を出さなきゃいけないんだ??

イヤホンをしろ!!!!!

ということで朝イチで「夜中起きちゃったんだけど?次から絶っっっ対にイヤホンして??」って死ぬほど低い声で忠告した。

朝からこんなに不機嫌な私を見てサーっと青くなった彼は、次の試合の時は寝室とリビングの間のドアを閉め、更に寝室から遠い彼のリモート用の部屋に閉じ籠り、イヤホンをして観たらしい。

イヤホンさえしてくれれば別に良かったんですが……

サッカーの気配はおろか、彼の気配すら感じない状況で私はぐっすり朝まで眠れた。

こちらの要求を上回る改善具合に、これまたちょっと笑ってしまった。




「これ辞めて!」「次からこうして!」というような私の要求に、彼は即行で直してくれる。

(あまりにも面倒だったり非効率な要求だと「それやる意味ある?」とか言われて話し合ったこともあるけど。)

何がありがたいって、改善案を継続してくれること。

一度直しただけでは改善にはならないし、なんなら「同じこと言わせんな!!」ってケンカの種にもなる。

改善案を継続して、身体に染みついて初めて改善されたことになるわけで。

そこが抜けてしまっている人は結構多い。(私もそう)

改善力が高いと、パートナーにとってはもちろん2人の関係性にとってもプラスなことばかり。

暮らしの小さなストレスは「何度も同じこと言うのはな…」って溜まっていきがちだし、溜まると爆発しかねない。

改善案を提示する時は“分かりやすく”“無理の無い”案を出すことがとても大事。

改善する側はスピード感や意欲態度、継続力が大事。


「改善力の高さ」はパートナーシップを築く上でかなり重要なポイントだ。

パートナーシップに悩みのある方は、自分自身やパートナーの改善力を振り返ってみるのも良いかもしれない。





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