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数学問題博物館

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より良い問題を提示しています。古い問題から新しい問題まで、参考にして頂けたら幸いです。
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2021年9月の記事一覧

名古屋大学 理系 2020【1】



名古屋大らしい1問目。
なるべく落としたく無い。
計算ウエイトは比較的軽度。
三角形の求め方はベクトルを使おうとしたが、やめた。
名古屋大学 2020

東京大学 2018 文系【2】



東京大学 2018 文系【2】

誘導がついているので解きやすいです。
これくらいの計算量ならしぶってはいけませんね。

奈良女子大学 理学部 2020 【3】



(4)まで至る段階で、Pは直線上にあるということを注意しないと思わぬ減点を食らうことでしょう。
もしかしたらここで差がついたかも。外分は慣れていないはずなので混乱したかもしれません。また、普段のこういう問題は大体直線ではなく、図形上の点であることが多いので流れ作業でやると、減点につながってしまう恐ろしい問題です。内容は標準的なのですけども。

2022年よりベクトルが数学Cに移行するようです。

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千葉大学 2018 理系【10】



わりと標準的な問題。
極限値を求めるときに少し工夫が必要なのと、値が0であるがゆえに結構不安を煽る形に。

東京大学 2008 理系【6】



dy/dt=0が具体的な実数値で出せないので、ぼんやり文字を適当に当てはめる作業を行う難しさ、π〜2πが作図しにくい(書けば分かる)のがヤマです。東大の問題としては申し分ない難易度。

浜松医科大学 2020年【1】



挨拶代わりの第一問でしょうか。
初っ端から落とすと、本当に落とされてしまうかも。
なお、本年は4番が統計系の問題で、単科大らしく問題文が冗長ですが、野田という数学科の先生が好んで出題している古くからの浜医のお家芸的問題です。浜医の問題は昔はもっと変な問題多かったです。昨今は本当に穏やかになりました。

鳥取大学 医学部 2015【4】



(2)は後半がノーヒントだと苦しい問題。

鳥取大学のお家芸問題。そこそここういう傾向の問題が多く、一発勝負になってしまう。