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日本企業の自動運転開発は業種・分野またいだ連携必要

 米Navigant Researchが発表した「世界自動運転企業ランキング」では、GM、ウェイモ、ダイムラー・ボッシュがトップ3を占め、トヨタとホンダはトップ10入りしなかった。米中と比べて、日本には自動運転開発を手掛けるベンチャー企業が少ない。自動運転を含むAI人材も不足している。

 ホンダは、中国AI企業の商湯科技と画像認識技術の開発、およびアリババとのコネクテッドカーの開発、百度の主導する「アポロ計画」への参加も明らかとなった。また、ルネサスエレクトロニクスは長城汽車と、日立がテンセントとそれぞれ自動運転、モノのインターネット分野での提携を発表した。

日本企業のこうした動きを見れば、日本の自動車メーカーが自動運転を実現するためには、地図データやセンサーなど、業種や分野をまたいだ連携を検討する必要があるのは明白だ。これからの日本企業は国内に留まらず海外にも優秀な人材を求め、企業買収や協業体制作りに臨むべきであろう。中国市場では、BATといかに協業し、自動運転の実用化を実現できるかが、結果を左右することになる。

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