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デジタルで「行きづらい」を行きやすく

学生時代や社会人になりたての頃、外食が苦手でした。

慣れない場所で緊張する、落ち着かない、
人の目が気になる
など理由はいろいろありましたが、
『お店の人にちゃんと注文できるか』
も、私にとっては不安材料でした。

そんなこと?って感じる方もいるかもしれません。
そもそも、飲食店での注文に苦手意識を持つようになったのは、子どもの頃の経験にあるように思います。

子どもの頃、母と2人で外食に行ったときのことです。
いつもなら父が店員さんを呼んでくれるのですが、その日は母が呼んでも声が届かなくて誰にも気付いてもらえませんでした。
母も私も、大きな声で呼びとめるのは苦手、
注文できないまま時間だけが虚しく過ぎていってしまったことが記憶に残っています。


あれから、大人になった今では
「明日は仕事終わってからカフェでごはん食べてみようかな」などと、行きたいときに気軽に外食できるようになってきました。

そんな風に慣れてくるまでには、
「もう少し外に出て外食もできるようになりたい、気になる場所に行ってみたい」
と小さな勇気を出して、どきどきしながら食事をしていた思い出があります。
最近、noterさんの記事から、ふと当時のことを思い出して書いてみようと思いました。
(夏樹さん、引用させていただきます)


『お店の人にちゃんと注文できるか』
人と接することが苦手な私のハードルを下げてくれたのが、デジタルの力でした。
いまでは、お店の人を呼ぶためのボタンが座席に置いてあるお店も珍しくありません。
さらに、店員さんを呼ばなくても備え付けのiPadを使ったり、自分のスマホでQRコードを読み込んでサイトから注文できるお店もあります。

最初の頃よりはお店の人と話すことに緊張しなくなってきて、昔ほど不安に感じることはなくなりました。
でも、
ボタンを押したら店員さんが来てくれる、
画面上なら正しく注文が伝わる、
デジタルの力を使うことで不安が安心に変わるならどんどん頼りたいなと思います。

初めて、1人で回転寿司を食べに行ったときiPadで好きなネタを好きなだけ注文できたことがうれしかったです。
近所のお店のクチコミを調べたら、注文方法のことも事前にわかりました。
カウンター越しの距離感で話しかけられるのかなって思っていたけど、ここなら行けそうだと安心できました。
これもネットで自分の行きやすいお店を調べられたから、できたことです。

生きづらいとまではいかなくても
「行きづらい」を「行きやすい」に、
デジタル化のおかげで私の世界を少しずつ広げることができています。


また次の記事でお会いできますように♪


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