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水曜日のダウンタウン『インタレスティングたけし』回に思う、日本吃音協会をはじめとした『外野』に対する提言


番組概要

芸人引退ドッキリ

2/14に放送された『水曜日のダウンタウン』(TBS系)
そこで『インたけ』こと、無活舌芸人・インタレスティングたけしの芸人引退ドッキリ企画を放送した。

過去、2022年に同番組で放送された「説教中の『帰れ!』額面通り受け取るわけにはいかない説 第2弾」では、チャンス大城よりドッキリを食らったインたけが、今回は仕掛け人となり、チャンス大城をターゲットにドッキリを行った。
過去の『説教中~』の放送で、インたけは言葉に詰まったり繰り返したりする様子が映り、SNSでは「吃音ではないのか」と指摘する声が上がっていた。
その後、NPO法人の日本吃音協会が番組に対し「吃音者に対する差別と偏見を助長するものであり、再発防止と番組制作の基準・指針の見直しを要求しました」と抗議した。
これに対する水ダウからの明確なアンサーは無かったように記憶しているが、今回の放送が水ダウなりのアンサーなのだろう。

いずれにせよ、物凄く考えさせられる回であったので、未視聴の方は是非。

パネラーコメント

パネラーとして出演していた伊集院光は、実兄が吃音であることを交えつつ
・吃音協会が守らなきゃいけない人もいる
・吃音協会がいいとか悪いとかいうことじゃない

とコメントした。

同じくパネラーのホラン千秋は
・自分が持っているものとどう向き合って、付き合って生きていくかというのは、その人個人の決断、選択であること
・吃音であるということで勝手に周囲が背負わせしまっている部分もあるのでは
・インたけが『こういう生き方をしていきたい』という自身の選択を見るべきで、その活躍を奪ってはいけない

とコメントした。

所感

① そもそも本人が活舌の悪さをウリにしている

もうこれに尽きる。
本人が吃音を活かして芸人がしたい、活舌が悪いということを武器にして笑ってほしい、という思いを持っているのに、外野がこれに反することを言うこと自体が間違っているのだ。
勿論、そうやって振り切れない人がいるのも事実だろう。
だが、インたけに関してはそうではないのだ。
ここを無視して、インたけに関してアレコレ言うのは、身勝手なオナニーでしかないことを自覚し、恥じるべきだ。
お前らが主張したいことにインたけを利用するな。

② 抗議した日本吃音協会はインたけに何かしてあげられているのか

前述の通り、NPO法人の日本吃音協会は抗議の声を挙げている。
しかし、その抗議により、インたけを各メディアが使い辛くなってしまったという側面はあるだろう。
芸人として活動するインたけからすれば、自身が出演したTV番組に対して抗議されるのはいい迷惑であろう。
日本吃音協会はインたけの思いは無視なのか?


日本吃音協会はXのアカウントに『120万人の吃音当事者の声に耳を傾け、そして声と想いをカタチにしていくNPO法人』とプロフィールに記載している。

どの口が言っているんだという感じだ。
その当事者にはインたけも含まれているだろうに。
それとも、吃音を武器にしているインたけは当事者じゃないということだろうか?

また日本吃音協会は、公式Webサイトの活動理念にて

120万人。
この数字は日本人の吃音当事者のおおよその総数です。
「生まれてこなければよかった。」
この言葉は120万人の人が一度は思った言葉です。

と記載していた。(現在は削除済)

ちなみに、この文言は何も言わずに削除した後、指摘が集まりXで謝罪している。
指摘されてから謝罪するような、黙って済まそうとするような団体の何が信用できるというのだろうか。

「書かなければよかった。」とでも思ったことであろう。

このような思想の団体が、「吃音者に対する差別と偏見を助長するものであり、再発防止と番組制作の基準・指針の見直しを要求しました」との抗議をしていることがちゃんちゃらおかしい。
他人の番組にケチをつけている暇があるなら、自身をよく見つめなおすべきだ。

また、同じく吃音を取り扱ったNPO法人 全国言友会連絡協議会では、インたけをイベントで何度か起用している。

日本吃音協会は、今回の放送を見てどう思うのかしっかりとアンサーを出してほしい。


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