不況に強い仕事を見つけるために

これから迎える不況というのは、非常に頑固なものかもしれません。
一旦、不況に陥ると、それが解消され、消滅するまでには、しばらく時間がかかるかもしれない。しかし、だからといって、ただ傍観しているだけでは、不況に打ち勝つことはできません。
経済的にも、私生活的にも、大変なことになるかもしれないのです。

不況の影響を受けていない仕事を探すのは大変なことです。
しかし、元気を出してください。 まだ希望はあります。
ここでは、不況に強い仕事を見つけるためのヒントを紹介します。

安定した業種を見極める

安定した職業の筆頭は、国家公務員や地方公務員が頭に浮かぶでしょうが、今回は除きます。
TV報道やニュースを読むと、自動車業界で仕事を得ようとするのは厳しい時代に突入したようです。市場は中国、インドと発展途上の巨大市場が控えているけれど、そこではEVが前提のマーケットですね。
外国企業で活躍しようとすれば、まだまだ需要は十分にある。
半導体が人材不足、ITが慢性の人材不足というけれど、頭数だけではなく、求められているスキルを提供し続けられるかどうかがポイントです。

産業構造が、上へ行こうとしているにも関わらず、下降しているエレベーターに乗ってはいけないのです。
25年、50年先にまだ競争力のある業界は何だろうと、考える。
建設、不動産開発業界に就こうとする場合は、インフラのメンテナンスの専門職の需要は、しぶといでしょう。

残念な時期を経験した業界に入ろうとするのは時間の無駄であり、安定を保っている業界や成長を続けている業界に狙いを定めて挑戦することです。

印象に残る履歴書

採用担当者は、あなたの履歴書に心強い要素が何もなければ、昔ならゴミ箱入り。今でいえば、シュレッダー送りかファイル削除です。不採用に選別される価値しかありません。
不況に強い仕事をみつけようとする前に、今すぐ履歴書を見直すことを考えよう。
転職する場合、就活生の間で一般的な間違いは、職歴欄に自分の仕事内容を詳しく書いてしまうことです。
これは、自分の職務経験を証明する上では有効ですが、将来の雇用主に対して、あなたが何をすることができるのか、必ずしも良いアイデアを提供できるとは限りません。代わりに、あなたがやりたいことを強調しましょう。

一般的な履歴書の内容を埋めて印刷するのは大きな間違いです。
一般的ということは、平均的であるということです。つまり、あなたが束の中から突出するための、印象に残るもの、目立つものがほとんどないということです。不況に強い仕事が必要なら、雇用主が魅力的に感じるような履歴書を作成しましょう。少なくとも、個性を演出したものにしないと、印象に残りません。

対象とする業界知識・経験について

営業経験のある人が必要な仕事なら、営業経歴を強調する。
マーケティングやプロモーションに直接携わってきた人であれば、それらの部門での資質、企画力や実践力をアピールする。
採用のチャンスを広げるため、求人広告のほかに、不況に強い仕事を見つけるための手段を考えよう。
業界誌、新聞、クラブ、団体に問い合わせてみましょう。
同じ分野の専門家のネットワークを利用するのもよいでしょう。

さらなる教育を受ける

困難な時代には、自分自身を武装する必要があります。
一つの方法は、追加のトレーニングや教育を受けることです。
資格を取得したり、専門的な資格であれば、更に上位クラスの資格に格上げしておくのです。
あなたをより価値のある候補者にするのに役立ちます。