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脊柱管狭窄症になってしまった!

まだまだ若いと自認していたら、脊柱管狭窄症になってしまった話です。
つい先々月(3月)ですので、そう古い話ではないです。
その七転八倒の生活の記録を残しておこうと思います。

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)の原因と症状

何をもって脊柱管狭窄症というのか。
これは、整形外科医で診察をうけ、レントゲンとMRI画像の診断所見で、 医者からそのように宣告されたからです。

私は、え、何。どんな病気と、その病名すら知らないほどでした。
だから、聞き返したのです。画像を見ながら説明してくれました。
私はというと、腰から下の痛みに耐えながら、数分ごとに、いや体の部位が筋肉が動くごとに、不規則に訪れる激痛にひたすら耐えるだけです。
診察時間は10分程度ですが、待っている時間、レントゲンの取っている時間、MRIの操作に体を移動させながら体位を変えている時間、それぞれがどても長く感じられました。

長い事前診断の後、名前を呼ばれて診察室の中へ、不思議な体形をしながら潜り込みました。そして、10分間が始まった。

状態としては、何らかの影響や年齢の増加により、背骨の中にある神経が詰まっている部分、いわゆる脊柱管が狭くなってしまった部位があるとの事。
確かに、上から眺めると血管と神経が通っているはずの健康な太い白い部分が、特定の場所だけ消えている。そして、また太い白い部分となって下部へ続く。例えば高速道路で、事故のため車線が狭くなり、一部は通行止めという状態なのです。う回路がない状態です。

これで、原因はわかった。では今後どうするかということで、1週間様子を見ましょうということになりました。その間、注射と痛み止めの薬でしのぎましょう、といいながら困った様子が見えました。

医者は、問診票を見ながら、既往症として、脳梗塞、腎臓の治療中との記載を確認した時です。
使いたい薬がつかえません、とつぶやいた。

しばらくの沈黙(医者はさらに、画像を確認している)
さて、痛み止めとして利用されるブロック注射は、1週間に1回までと制限されることになりました。さらに、強力な薬は腎臓への負担が大きいとのことで、軽めの注射と薬を処方されることになりました。

椅子に座った状態からベッドに移り、うつ伏せ状態に寝て、背骨付近に注射するための体の移動も時間をかけ、ゆっくりと。
こんなゆるやかな時間の進行は初めてです。

万事、体の動き、特に筋肉の動きを注視しながら、動作します。
初期のころの、ロボットのようなぎこちない動作です。
命令して、自分手足を動かしているという感覚になりました。

これでも一所懸命に体を動かしているのです。
周りから見ると、変な動作に見えます。
本人が、そうさせているのです。
私としては、筋肉の動作をいちいち確認して、一番痛みのなさそうな動きを選択します。という判断能力は、まだ備わっているようです。

つい油断すると、まちがえると、激痛がはしる。

会計を済ませ、薬局でも同じように、周囲に気を配りながら、ただ痛みの少ない動作を探して、歩く。
私の初回通院は、普段なら、10分程度の道のりを60分近くかけての大旅行となりました。

間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状

症状として特徴的なのは歩く都度、足全体の痺れ、特に太ももあたりのシビレ・ふくらはぎの痛みやしびれが強くなるのです。
腰を曲げたり、座り込むと痛み、シビレが和らぎます。
だから、両足のシビレ・痛みが出るたびに、10mほど進むごとに休憩しないと前に進めないという状況になってしまいました。

一般的に、手術しない治療法としては
・神経ブロック注射
・リハビリテーション
・コルセット着用
・脊髄の神経の血行を良くする薬 などが用意されています。

在宅勤務、テレワークで自宅の中に閉じこもって仕事をする人が増え、
脊柱管狭窄症と間欠性跛行の症状に悩む人は多いそうです。
通勤の規則正しい移動や、駅の階段を上り下りする機会も減りました。

これらの治療のどれが有効かは、人により、症状により異なるようです。
私も該当しているかもしれません。
デスクワークの場合は、少なくと1時間ごとに、軽い運動を推奨しようと思います。外に出て、朝夕の散歩もいいかもしれません。

私の場合、間欠性跛行の軽症から中等度のうち1/3くらいの方は、自然によくなるという記事を見かけたんで、期待しています。
運動麻痺がなく日常生活に支障を感じていない場合は、間欠性跛行があっても、手術をしないでしばらく様子を見るということが多いようです。

手術を検討したほうがいいかどうかは、今後の状況、つまり日常生活でどの程度、支障があるかで判断したいと思います。

現在、残された機能で、日常生活を過ごせるまでに回復している。
といっても、奇妙な体形を取りながら、体を操っているにすぎない。
痛みの少ない動作がわかってきて、普段の動きの中に取り入れたからだ。

人の学習効果は、すごい。
脳の機能というのは、すごい。
自分の体ながら、すごい、すごい、
できた、できた、と喜びの声をあげながら生活している。

手術はしなくてもいい、と思う。
リハビリに多くのYoutubeで体操を見つけて実践している。
大変効果的だ、と思う。


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