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現実にヒーローが存在できない理由

世界中にフィクションは溢れかえっている
(宗教もフィクションの一種)

それは皆
ヒーローやヒロインになりたくて仕方がないから
問題を解決したいから

フィクションは
ヒーローヒロインになったかのような
問題が解決されたかのような
錯覚をさせてくれる

現実に何もしない人間ほど
フィクションという麻薬を乱用し
何者かになったかのような
世界が平和になったかのような
快楽に浸り
そこから抜け出せなくなる

フィクションはあまりにも刺激が強すぎ
現実に多少努力した程度では
全く満足出来なってしまう

フィクションは嘘であり
フィクションの方法では
成功や問題解決は出来ない

フィクションに浸かるほど
人は現実でヒーローやヒロインになる(挑戦する)事を諦めてしまう

(フィクションの知識しか持っていない人間は
現実に問題解決をしようとしている人間と虚構の登場人物を比べ
現実の人間を無能扱いする事で優越感に浸る)

(フィクションという快楽に支配された人間は
フィクションの影響で成功した稀な人間を
大多数であるかのようにアピールし、また受け入れるが
そうであるなら
ほとんどの人間はヒーローヒロインになっていなければならないが?)

諦めた人間達は
現実にヒーローやヒロインになろうとする人間を見ると
自分が欲しくて仕方がない
それを手にしようとする者に対する嫉妬で怒り狂い
ヒーローヒロインという天国に行かせてなるものかと
地獄の亡者達は一致団結して上がっていく者を引きずり下ろし
袋叩きにしてしまう

自分のレベルを上げる事を諦めた人間達は
自分の順位を維持する為に生存本能が強く働き
他人の順位を下げる事に労力を費やし始める

他人を見下して安心する為に
他人のあら探しばかりを始め

自分を守る為に
ありとあらゆる言い訳を使い
自分を被害者に仕立てあげる

社会が悪い、政治家が悪い、上司が悪い
親が、教師が、専門家が、会社が、運が、世界が・・・

そういう人間達を気持ち良くさせる事で
金を儲けるフィクションは
ことさらに『かわいそうな人間 対 悪』を描き
被害者意識を煽り立て
狂暴な獣を量産してしまう

主人公症候群とでも言うのか
フィクションの知識しか持っていない人間は
すぐに主人公になったかのように脳が錯覚してしまう

それで主人公の様にあらゆる困難に屈せず
社会や世界や弱者の為に人生をかけて戦うなら
まだ社会の役にも立つかもしれないが
(幼稚な正義は悲劇を生む)

ほとんどの主人公もどき達は
プライドはヒーローで中身は小中学生

自分が何の知識も経験も持っていない事も分からず
他人を見下しては優越感に浸るだけの人間が出来てしまう

人間は
ヒーローヒロインの
達成感・満足感・爽快感・名声・称賛などは味わいたいが

ヒーローヒロインの苦難や挫折は味わいたくない
耐えられない

だからほとんどの人間はヒーローヒロインになる事が出来ない

かつては薬や娯楽などの
プラスになるものとして扱われていた
アルコール、タバコ、ギャンブル、麻薬
水銀や放射能などについての危険性は認知され始めてきたが
フィクション(虚構)の危険性については
(宗教・オカルト・スピリチュアル等々)
ほとんどの人間が理解出来ていない





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