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サグラダ・ファミリア展+科学技術館

今日は家族と「ガウディとサグラダ・ファミリア展」に行き、その後は、そばの科学技術館へ行ってきた。

会期中なので写真は出さないが、面白い建築の展覧会で楽しかった。サグラダ・ファミリアだけではなく、別な建築の図面や模型、試作品など、たくさん展示されていた。

棕櫚しゅろの円い扇に似た葉の、木製の模型があったり。
植物のスケッチもあった。
気になったから描いたのは間違いない感じに、細い線で細かく描写されていた。棕櫚の模型もリアルな感じだった。

マリーゴールドが描かれたタイルがあったり。
タイルは破砕タイルという、建築のキーになるものも展示されていた。

浸食された洞窟のような外観や内観の建築写真。
人が作る建築が、何だか自然な造形のようだった。

サグラダ・ファミリアの、樹木型の柱を展示している場所だったか、「聖堂の中は森」という言葉も見かけたように思う。興味深く読んだ。

比較的最近、すぐそばを通ったモード学園コクーンタワーも、ガウディ様式らしい。

上の写真は、会場の最後にあったショップで買ってきた物たち。

リトグラフのポストカード。
ガウディのサインがデザインされた15cm定規。
和綴じのメモ帳。

メモ帳の柄は聖堂のヴォールト模様。5mm方眼で、綴じている辺りにミシン目が入っている。
My定規が増えているのは、気にしないことにしておく。サインのデザインは、トートバッグも売られていたり、とても気に入ったもの。

科学技術館も面白かった。
技術の展示なので、いろいろと自分で動かした。
小さな子もたくさん楽しそうにしていたが、大人でも楽しい場所だった。


おまけのお話@サグラダ・ファミリア展

しゃという素材なのか、透け感のある黒い羽織ものを着た、和装の男性を見かけた。
近くで夏の涼しげなお着物を見かけるなんて、レアな体験。

和服に合った、落ち着いた動きや佇まいも一緒に視界に入った。
何だか幸せだった。

とはいえ、私は何か足りない人のため、よく見た訳でもなく顔も見ていない。
私の興味の対象は展示物。ショップでは商品。建築も文具も好き。
正確には一度、顔が視界に入ったような記憶はあるのだが…

私がサグラダ・ファミリア全体模型の写真を撮っていたとき。
撮り終え、カメラから視線を外したときに見えた、近くでしゃがんで写真を撮っていた人が、その人だったような…

どこか過去に書いたが、人の顔を見てタイプともブサイクとも思わない人のせいか、顔の印象は残っていない。

背が高い人だったので、何度も近くの和服に気づいても、視界に顔が入らなかったという話でもある。

ただ、その涼しげな和服を何度も近くで見かけて、何だか幸せな気分になった。
自分が日本人で良かったと思った。

帰宅後、夫と「きれいに和服、着てる人いたね」という話はした。何だかたくさん見かけたように思ったので、「一人だよね?」とも聞いた。

かなり混雑した会場内だったので、家族それぞれ好きに動いていた。
そんな中、私は空いている展示に向かったり、家族を見かけたら声をかけに行ったり、気になったことを立ち止まってメモしたり…  不規則な動きをしていた。
それでも、近くで和服を何度も見かけたと思う。

和装の人はどうも一人だったらしい。

「日本橋が近いから?」と夫が言っていた。
確かに日本橋は、和服の人を見かける場所。

夫は「隅田川の花火だから?」とも言っていた。
それには「午前中から着ないんじゃない?」と返したと思う。が、そもそも薄物の下に、夜の花火で見るような浴衣は着ないと思われた。
和装をよく知らないが、浴衣ではなくお着物と表現するような気がする。

近くで見かけた夏のお着物に何だか幸せになれた、という、おまけ付きのサグラダ・ファミリア展だった。


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