変化に対応できない石川県

これまでこのコロナ禍での石川県の現状とこれまでの歴史を書いてきましたが、知事の発言なり対応ではっきりわかったことは新しい変化に対応できないことだと思いました。その原因は今まで石川県は戦時中でも空襲ににもほとんど遭わず、戦後も大きな災害にもあいませんでした。それが今回このコロナ禍で今まで築き上げてきた歴史からくる経験が全く生かされず、古い体質のままコロナ禍における新しい生活様式に突入してしてしまったことです。

知事の発言の裏にあるもの

この観点から今までの知事の発言を振り返ってみると、「息抜きをしたいという気持ちがあれば、石川県にお越しいただければ」「ドラッグストアは我が世の春」「コロナとご縁」と批判を浴びました。この発言から読み取れるのはもう知事はこのコロナ禍で何をしていいのか自分でもよくわかっていないんじゃないかと思ってしまうのです。それなのにプライドが高くてやけに上から目線で話す。その結果このような発言になるんじゃないかと思います。

今まで積み上げた経験がこのコロナ禍で通用しない。

今日までの石川県は加賀百万石のキーワードのもと高い文化水準を県外に誇って観光で潤ってきました。旅館やホテルのおもてなしもひょっとしたら石川県の封建的な考え方がサービスの立ち振る舞いに色濃くでておりこれがサービスの向上につながっているのかもしれません。2020年は本当なら東京オリンピックもあり海外からのインバウンドも見込んで石川県は観光で例年にも増して潤うはずでしたが、このコロナ禍で全てが崩れてしまいました。しかも今まで観光で稼いだ分その売り上げがないだけダメージも大きいのとで今石川県はダブルパンチで苦しんでいるように思います。

石川県民は今観光に代わるものを生み出さなければならない。

個人的にはもう今年を入れて二年なり、三年は観光で石川県は潤うことはないかと思います。県が旅館、ホテルの宿泊の援助も行いましたが県内限定でありしかも期間限定の為一時的なものでしかなく付け焼刃的なイメージしか沸いてきません。今度旅館やホテル関係で廃業が相次ぎ失業者も出るかと思います。その時その失業した人を石川県や地元企業は援助し受け入れてくれるでしょうか?そのためには今までの加賀百万石などと言っていたプライドを捨てて新しい産業なり経済の形を模索しないといけないような気がしていてコロナ禍に対応できる石川県を築かねばなりません。伝統は大事です。しかし今をどうするのかどう対応するのかが重要だと思います。読んでいただきありがとうございました。




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