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恋愛をしていないわたしの思うこと

常に何かに恋してたいよねって思うけど、残念ながら恋してない。

君の瞳にも、また君にも、恋してない。

あなたの恋人にもなりたくないし、別の人の彼女にもなってない。


恋するほどの出会いがないからとかそういう環境のことは置いておくとして、ひとりが好きすぎる。
かつてはひとりよりもふたりでいたいと思うような恋をしたけれど、その恋が終わってからの恋はどれも、そうは思えなかった。ひとりがいい。電話ですらひとりの時間を圧迫されているような気がして耐えられなかった。

与えられた24時間のひとりの時間のうち数時間を友達との電話に充てるのは楽しいけれど、日課のように決まって数時間を恋人との電話に割かれて、残った時間をどう使うか、あるいはどうやってひとりの時間を捻出するかを考えるのはあまりに憂鬱だった。好きな時に友達と電話するのと、日課のように恋人と電話するのとでは訳が違う。


もう2人の良さを思い出せないし、ひとりの良さが記憶の限りの2人の良さを上回ってしまった。

だからしばらくはひとりの生活を謳歌しようと思う。
ひとりが好きだ。

それに、人には恋していないけど、最近猛烈に好きな建造物を見つけてしまってそこそこ幸せだ。それがある最寄駅に行く日のことを心待ちにしているし、いろんな角度から写真を撮ってインスタグラムにアップしてはにんまりしている。

好きな人に「好きだよ」って言われるような分かりやすい幸せは今はないけれど、空が青いとか、その建造物に当たる陽が綺麗とか、そういう小さな幸せを見逃さなくなった気がする。


空を見上げて歩くようになったし、スキップする日も増えた。

結構幸せ。
振られた時には想像してなかったくらい。
かなり幸せ。


ただ、恋をしていなくて残念なことが一つだけある。

ラブソングが響かない。

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