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【一日一詩】 紫霧

紫の霧に霞む摩天楼

滲んだ窓の明かりは

先の見えない都会の涙

地を這うように生き

空を舞う日を待つ

世界中の憧れを集めても

なにかが欠けて満たされない

永遠に探し求めるピース

いずれこの島の灰となり

人々に忘れ去られても

紫の霧の中に影を残す

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