【一日一詩】 チョコ
甘いだけじゃ飽きちゃうでしょ
チョコっとビターな恋がしたい
そんなキミに神様がくれた
青い冬の物語
粉雪が舞うクリスマス
街はどこも賑やかで
笑顔が溢れるアーケード
キミはひとりで歌ってる
ギターを抱えて夏の歌
足を止める人はなく
雑踏に消えていく声
キミがここにいるのを
知っているのはボクだけ
そんな勘違いをしてしまう
閉店の時間を告げるベルが鳴る
ボクはシャッターを下ろし
キミはギターケースをしまう
売れ残りのチョコをキミに渡すと
苦笑いで受け取った
甘いだけじゃ飽きちゃうでしょ
チョコっとビターな恋がしたい
そんな歌をつくってみるわ
そう言って雪の中に消えてった
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