熊本で昔の人にビビった話
なんとなく熊本に行ってみた。
熊本城周辺には、2016年に起きた地震の爪痕がいまだに残っている。
公園に並べられた大量の石にテープが貼られたり、塗料でNo.が描かれていたりしていたから、たぶん石垣の再生に使われるのだろう。
地震の大きさが頭をよぎったのはもちろんだが、幾千の岩石を前にして、熊本城造った昔の人、やっぱスゲーと思った。この壮大なパズルを考えた人も、実際に組みあげた人も大変なものだ。
重機などない時代、たとえギャラが良くても、この現場のバイトには入りたくない。
後ろでパワハラサムライ上司が見張っていたとしても、まじめに働く気がしない。きっと、馬に干し草やります課あたり(あれば)に異動願を出すと思う。
生まれたのが今の時代でつくづくよかったと思うが、全く違う岩(のような重荷)を背負わされてツラい現代人も、まあまあ多いかもしれない。
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