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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

文庫本待ってました!

本を読む時間は平日の昼休み。毎日PCや仕事道具を持って帰るリュックは、これ以上重く出来ません。でも、本当は新書のあのめくる感じが好きなんですけどね。

さて、本題。

この本、かなり話題になっていましたよね。読む前は、思春期の子供のノンフィクションエッセイ?位にしか考えていませんでした。ごめんんなさい、全然違います。私はあらすじを知らないまま読んでみましたので、ここではさわりだけをお話しします。

著者は、イギリスに住む生粋の日本人。一児の母親。その母とホワイトと題名にある父親との間に産まれた男の子が主人公。彼は、地元で有名なカトリック系の小学校に通っていたのだが、中学は地元の『元底辺中学校』に進学する。この学校、アメリカのライスボウルさながら様々な人種の生徒が通っている学校である。思春期真っ只中の主人公は、優等生ばかりだった小学校時代とは異なる環境に柔軟に対応し、時には友達とぶつかり合いながらも自分のアイデンティティーについて考え始める。そんな彼の母として、一人の人間として、正直に子供と向き合うリアルな日常が描かれている。


主人公が悩みながらも人種や自分のルーツについて考える姿は、決して他人事ではないと私たちに考えさせてくれます。

日本に住んで日本の企業に勤めている私としては、海外の生活が興味深くもあり非日常に感じる部分もあります。ですが最近は、私の会社でも外国からインターン生がきたり、外国の方が配属されたりしてきています。偏見なく接する事が出来ているのだろうか、もっと視野を広くするにはどうすればいいか、など改めて考えるきっかけを作ってくれました。

私にも二人の息子がいます。私が偏見を持つと子供たちにもフィルターが掛かった世界を見せてしまう事になるかも、と思っています。そうならないためにも、もっと色んな事を知って様々な人と知り合って広い目で世界を見ていきたい。子供たちにもそういう大人になってほしいと願う今日この頃です。









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