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受験大全

2019.10.1~2021.1.16

紆余曲折あり、入学当初は無茶な目標だった第一志望校「早稲田大学 文化構想学部」になんとか合格することができた。その紆余曲折の部分を自分なりに細かく記しておこうと思う。

1.早稲田志望になった理由、東進に入った理由

もともと演劇が好きで将来も何らかの形で演劇に関わりたいという思いがあり、高1の時は劇団の研修所か演大連(演劇の実技カリキュラムがある東京の私大)のどれかに行こうと考えていた。しかし親の反対と学費の問題と自分自身演技を続けたいか分からなくなってきたのが重なり一旦私の進路は白紙となった。次に考えたのが立教大学現代心理学部の指定校推薦。(うちの学校にMARCHの指定校があるのはもはや奇跡としか言いようがない。)私は頭良くないけど成績はよかったのでこれはかなり美味しい話だった。
立教を考えはじめたのと同じくらいの時期にとある友達から「どうやら早稲田大学にも演劇を学べるコースがあるらしい」というのを聞いた。(これは文学部演劇映像コースのこと。)当時の早稲田の印象なんて頭いい!俊才だらけ!世界が違う!というようなイメージしかなかったのでそんな天下の早稲田様が演劇のコースを置いているなんて!と当初かなり驚いた。その時はまだ志望校にしようとは思わず、どっちにしろ勉強して成績はとっておこうと思い、高1の2月に個別指導の塾に通いはじめた。

しかし転機①が訪れる。高1の3月に早稲田大学の同級生らで結成した劇団の公演を観た。凄かった。びっくりした。演技、作品の完成度、脚本、演出、何をとっても学生団体とは思えない完成度。劇団名は伏せるけど私はすっかりその劇団のファンになってしまい、同時にその劇団を生み出した「早稲田」の株が爆上がりした。それまでに演大連の公演や成果発表会をちょいちょい見てはいたが、それらとは明らかに違う演劇の雰囲気に惹かれた。
それから塾に早稲田も視野に入れたいと話し、まあでもまだ高1だしゆっくり考えろ的な感じに言われ、学校の定期テストメインの勉強に励んだ。

そして高2の夏、大きな転機②が来る。詳しくは1年前に「受験しようと決めた理由」というnoteで公開しているが、学校に貼ってあった東進模試のチラシを見て受けに行った。そんで社員の人に口説かれて無料の特別招待講習受けて、今井の講座の大ファンになってしまい(笑)ずぶずぶと東進の思うがままになってゆく...
そんな中8月に何校かオープンキャンパスに行って、立教も行ったが明らかに私のやりたいことと違った。つまり、立教という逃げ道は完全に閉ざされた。一方早稲田のオーキャンはまじで楽しかった。ここに通う自分を想像するとわくわくした。その時に観た演サーの芝居は大したことなかったし本命の演劇倶楽部は拝見できなかったが、それを抜きにしても憧れを抱く要素が数多くあった。あとこの時に学部説明を聞いてそれまでの文学部演劇映像コース志望から文化構想学部に変えた。私は学びたいものが演劇と決まってはいたが文学部のように一点集中の学びではなく幅広い学びをしたかったので。(文構の方が単位が少ないってのも理由の一つ笑)
そこからの行動は早かった。個別指導の塾で早稲田を目指すのは絶対無理なので早々に辞める旨を伝え、親に金がかかることを事前に謝り、東進へ入学希望を伝えた。東進はめちゃくちゃ金かかる。申し訳なさとその分失敗できないというプレッシャーとで結構辛かったが自分を駆り立てる良いスパイスになった。そして10月に私は正式に東進に入学し、過酷な「Road to Waseda」へ踏み出したのだった。

2.当時の成績と受講態度

初めて受けた模試は高2の6月、全国統一高校生テスト。その時は受験対策はほぼ何もしてなかったのでひどい点を取った。英語のリーディングは27点。しかし10月の同じ模試ではスタートダッシュが上手く切れたことが功を成して点が伸びた。

10月〜2月の受験初期は東進の映像授業をひたすら消化した。その中でも今井宏先生の授業は当時の大きなモチベになっていた。本当に面白いし分かりやすい。英語は今井のおかげで爆伸びして、後々英語の安定が他の受験生に大きな差をつけるアドバンテージになったので感謝してもしきれない。また、現代文講師の宗慶二先生の授業では雑談がそのまま人生の勉強になっていて、受験勉強の範疇を超えた学びを得た。受験に縁がない人でも、現在宗先生の授業はYoutube予備校「ただよび」で無料で観られるので機会があれば観て欲しいと思う。喋りがめちゃめちゃ上手い。

東進に入ったばっかりの時は、あの予備校独特の競争精神の煽りとか勉強至上主義とか、合格させるための雰囲気とは分かりつつ凄い嫌悪感を抱いていた。私は高校が特殊ということもあり周囲に事情をあまり理解されなかったので、担任や助手に対して「あんたらはお勉強だけできてチヤホヤされてきた坊ちゃん嬢ちゃんだろうよ」みたいに思って生意気な態度を取っていた。しばらくしてグループミーティングが始まり、まあ少しずつ雰囲気にも慣れてきて(最後まで好きにはなれなかったけど)徐々にいい距離感で東進と向き合えるようになっていった。勉強が苦痛という気持ちはこの時なかった。ただ山積みになっているタスクをこなすので精一杯だった。

3.自粛期間/noteとTwitter

4月、いよいよコロナがやばくなって東進にも通えなくなった。ずっと東進で勉強して家では休むという習慣でやってきたのに一気に崩れてしまい、平日でも基本3時間はやっていた勉強が0分になる日もあった。それでも4月はなんとか耐えていたが5月に入ると勉強サイクルが完全にぶっ壊れて、丸々1週間机に向かわないなんてことが起こった。5月の最後の方になってやっと東進が開いてそこからの復帰は早かったけど、あのままだったらやばかったね。

で、その期間中に暇だったから自分の勉強スタイルとか受験に関して思ったことを記録する手段としてnoteへの投稿をはじめた。これが性に合っていてなかなか楽しかった。そんなに頻繁に投稿してたわけじゃないけど時々記事への反響があったりしてモチベと息抜きに役立っていた。
同時にTwitterで受験垢を作って情報収集や愚痴の吐き出し場に使った。受験界隈を覗き見て成績がいい人を見て焦ったり模試の結果を呟いてみたりと適度に楽しんでいた。興味のある物好きは「受験のまおすけ」のアカウントを覗いてみて下さい。赤裸々の記録が残されてます。

4.新思考入試

新思考入試について詳しく知りたい方はこちらから。
早稲田大学を受けるにあたって学力に自信がなかった私は、今までの経験が活かせるような入試形態がないかどうか探した。そこで新思考入試(地域連携型)の存在を知る。直感的にこれだ!と思った。地域との関わりは中学での経験が生きるしそれに演劇を混ぜ込めば高校の経験も生きる。レポートも小論文も共通テスト8割も決して簡単ではないが、あの気持ち悪い早稲田の英語に比べればウン億倍楽しそうに感じた。東進の担任、担任助手には相当反対されたがその辺頑固な性格なもんで聞き入れず1人黙々と準備を始めた。4月からレポートの構想を練りはじめ、6月ぐらいに独学でレポートを書くのに限界を感じて迷った末にオンライン添削を受けはじめた。9月提出の課題レポートはそのオンライン添削のおかげでスムーズに完成して、まあ文章構成に若干の荒っぽさがあったものの無事一次試験は通過することができた。

キツかったのは圧倒的に二次試験だ。対策できる期間が2ヶ月もない上学校の卒業公演や東進で過去問10年分終了を口酸っぱく言われてた時期と丸かぶりして、あちこちに気を張らなければならず心身共に疲れていた。加えて、二次の総合試験に向けての対策もオンライン添削のお世話になっていたがある時から返信も課題もぱったり送られてこなくなって自分でやるしかない最悪な状況になった。小論文を自力で添削して文章構成力をつけるのは限界があるので、内閣府の白書や都道府県データを片っ端から見て資料慣れしたりある程度書くときの型を決めて時間内に書ききる訓練をした。この自力でやってた期間が結果として合格に繋がることとなったので苦悩の甲斐はあった。でも正直受かる自信があったわけじゃなかった。本番は論理が甘い文を書いた気がしたし周りはみんな頭良さそうだったし。だから二次の合格を見た時はまじで嬉しかった。こればっかりは運だったと思ってる。

二次受かってからは過去問やるのほとんどやめてずっと共通テスト対策してた。というのも一般で受かる自信があまりなかったし共通テストは正しいプロセスと量を積めば8割いけると信じてたから。でも二次受かってすぐは浮かれてて、合格発表のスクショをスマホのロック画面にしてたらある人に見られて「このままじゃお前落ちるぞ」と言われ、その一言で覚醒する。

私大対策やらなかったせいで後に引けなくなった。共通テストでこけたら終わる。毎日このままじゃ落ちる落ちる落ちると自分に呪いをかけて勉強してた。でも結局12月の最後の模試でも8割に惜しくも届かず、焦った末1月の学校は全休して東進に篭った。直前期の追い込みのおかげで本番うまくいって、なんとか8割超えることができた。私は一般では受かってなかったと思う。新思考入試を選んで、自分で準備して合格した過程は財産だし賢い選択だったと今なら言える。

5.学校での苦悩、演劇

これを見てくれる人のほとんどは私の学校のことを知らないと思うので説明すると、都立で唯一の芸術(美術、舞台表現、音楽)の専門課程がある高校で私はそこの舞台表現科演劇専攻。演技を中心に舞台芸術を3年間学びました。授業の1/3が専攻の授業のため学科のコマは当然少なく、勉強はそこまで重要視されない。そんな学校なので当然進路も普通校とは異なり、劇団、バレエ団、留学、芸能事務所、大学、専門学校など多種多様。私のクラスで大学に行く人は多分1/3ちょっとくらいいるが、ほぼ推薦や指定校で決める。学校のカリキュラムではとても一般受験できないし舞台表現科というだけあってみんな自己アピールがうまいから推薦系の合格率は高い。クラスで共通テストの前に進路決まってなかった人は知ってる限り私含め5人。共通テスト受けたのは3人。私も結局新思考を使ったから一般受験をしたのはクラスで1人。

私は演劇が好きだからこの学校に入った。早稲田を目指したのも演劇がしたいから。でも受験モードが加速するにつれて演劇が好きな気持ちと早稲田に行きたい気持ちが分離し始める。高2までは観劇、舞台出演ともに妥協しなかった。舞台観て帰りの電車で受講したり、朝早く学校行って空き教室で今井のB組の音読したり、工夫して両立を試みていた。でも流石に高3になって学校以外で演劇と関わるのを控え、学校帰りはほぼ毎日東進に直行した。
しかし大きな問題があった。それは卒業前に演劇専攻の集大成として行う「卒業公演」だ。もともと6月の予定だったのがコロナで9月になった。専攻の授業は全部その練習に充てられるがそれでも足りないので、夏休みから本番まで授業外で補講を組まれ放課後も土曜日も練習に明け暮れる...

私は葛藤した。みんな見違えるように演技が上手くなってゆく。授業の合間の教室で自主稽古してる人もいた。みんな全力で、必死で、輝いていた。それを横目で見つつ私は参考書を開いて世界を閉ざし、他の人の稽古の途中隠れて古文単語をやった。今思えばやってはいけないことだった。何も言われなくても仲間から、先生方から、どう思われていたかは自分でもよく分かっている。本当は受験勉強よりも演劇をしていたかった。両方やる余裕は時間的にも精神的にもなかった。迷った末勉強をとった。これが正しかったのかどうかは合格した今でも分からない。本番までになんとか形になって私もできる限りのことをして無事卒公は終わったが、周りに対して申し訳なかったという気持ちは拭いきれない。結局勉強が忙しくて台詞覚えられませんなんて逃げでしかないし、他の人たちもやることが多い中懸命に練習していたから、私も死ぬ気でやればもっと自分が満足できる演技ができたかもしれない。

6.英文法から逃げ切る/英検準一級

高1から分かっていたが私は英文法がクソ苦手だ。コミュ英はいい点取れるのに英表は50点とか普通にとってた。多分私と同じ悩み持ってる人多い。前の個別指導では英文法を教えてもらってたけど自分の無力さに絶望してますます文法嫌いは加速した。一回塾で号泣してしまいあの時の先生に多大なご迷惑をかけた。東進に入って今井のC組、B組と高マス習得で最低限長文を読む文法事項は理解して4月にはセンターレベルの文はざっくり分かるようになった。ところがネクステのようなイディオム、会話表現が問われる私立の英語は全く歯が立たなかった。学校でネクステのテストがあったがあんなの暗記ゲーですぐ忘れるし、いざ自分でネクステやろうと思って開いても5分後にはうとうとうとうと...夏休みに明大の過去問をやってく中でもイディオムの正答率の悪さが足を引っ張ってたし難関大模試なんかも気持ち悪い点ばっかとった。文法の大事さを自覚して、ネクステを開き、すぐに絶望する、というサイクルを5回はやった。

こんなんだから早稲田の英語なんてできるわけがなかった。新思考がダメだったときに一般を受験することを考えると相当厳しい戦いになることが予想された。唯一心の支えだったのが文構の国語の過去問。あれ演劇とか芸術に絡む文多くて普通に面白い。国語も日本史も点はそんなに良くなかったけど英語に比べればなんとかなりそうだった。そこで逃げ道として考えついたのが英語4技能型利用。早稲田の文、文構にある「英語の民間試験のスコアを一定基準満たせば英語を除いた2教科で合否を決められる」というシステム。私は早速10月の英検準一級のS-CBTに申し込んで基準の2200を超えるために9月上旬から対策を始めた。

しかし9月は卒公練、新思考対策、過去問演習とやるべきことが多すぎた。英検に時間割きたいからもう英語の過去問やるの諦め、学校ではひたすらパス単を開き、行き帰りは人目を気にせずリスニングをシャドーイングしまくった。スピーキングが大の苦手だったから東進の誰もいない部屋に2時間篭って自分の声録音して改善して、使い回しが効くフレーズ覚えてとりあえず質問に対してなんかは言えるようにした。英検対策も孤独だったなあ...周りは過去問やってて不安が募るし英検失敗したらそれこそ地獄の始まりだし。

10/18が英検で11/1が新思考二次。最後の方は英検無理じゃね?ってなって新思考対策を優先した。結果準一級受からなかったけど基準の2200は超えた。これで早稲田の英語からの完全逃避に成功して過去問へのモチベも爆上がりした。11/1以降は雑念なく第一志望の国語と日本史の過去問に集中できた。

7.勉強ノート

東進で「週間予定シート」という一週間の予定を書き出して担任助手に見てもらうシステムがあったが私には合わなかった。そこで使っていたのが勉強ノート。高2のセンター同日模試の帰りに買ってその日から使い始めた。センセイプレイスの無料体験指導(けっこうおすすめ、気になる人は調べてみて)を受けた時に自分の勉強の振り返りと反省を記録することの重要性を教えてもらい、それに感化されて勉強ノートでは学習時間、反省、次の日やることを書いた。勉強時間0分の日も反省だけは書くようにした。

私には受験を語り合える友達がほぼいなかったので、過去の自分の勉強ノートを見て「あー自分頑張ってきたんだなあ」「あーこの時病んでたなあ」とか思い出に浸って自分を奮い立たせてた。共通テスト前日は全4冊の勉強ノートを2時間かけて読んで自信つけた。半分日記みたいになってたから当時の自分の心情がダイレクトに伝わってきてまじで面白い。受験は人生の中でも辛い時期なので終わったら思い出したくなくなってすぐ忘れてしまうんですよ。なので貴重な時期の記録として、思い出として、そして自分を見つめ直す手段として勉強ノートはおすすめです。

8.受験で得たもの、失ったもの

得たもので一番大きいのは忍耐力。ちょっとやそっとの辛いことでは動じない鋼のメンタルを手に入れた。これはバイトや人間関係でも今後役に立ちそう。東進に入る前に社員の人に言われた「受験を乗り越えた人とそうでない人では社会に出たら差がつく」って言葉は忍耐力のことを言ってたのかも。受験じゃなくても必死に打ち込むものがある人は受験勉強と同等の忍耐力つくと思うし受験を全肯定することはできないけど、高校3年生で一度苦労してみない?って誘いが受験なんだろうな。私は受験して良かった。

失ったのは体力。学校の体育以外運動しなかったから身体の歪みがひどい。全身バキバキで姿勢も悪くなった。あと視力も悪くなった。
これは私の環境があれだからだけど、受験に没頭してから学校の友達と話すことが激減した。というか遊びの話を間近で聞くのが辛くて自分から避けてた。東進にも友達ほぼいなかったんで正真正銘のぼっち化し、コミュニケーション能力がすり減って自分でもわかるくらい喋りが下手になってた。あとは感情の高揚、興奮がなくなった。ロボットのように淡々とタスクをこなすだけ。まあこれらは受験終わった後に元通りになったから怖がることはない。でも友達は手放すな、ぼっち受験生は病むよまじで。

9.後輩へ

東進生へ
私からすれば東進に通ってる時点でえらい。受験勉強なんていくらでも楽できる。自分の成績でいける指定校とったり実力相応の大学を推薦でとることもできる。なのにあえて苦難の受験ワールドに飛び込んで東進っていう宗教みたいな予備校で志望校に向けてひたすら勉強、偉すぎるよ。

実践的なアドバイスをいくつか。まず講座とる時は「本当にその講座が自分に適しているか」を常に考えなさい。講座はアホみたいに高いんだから参考書でできるならその方がお得なの。担任にいくら勧められても決めるのは自分。断る勇気は最終的に合格に繋がる。私も考えた末単元ジャンル演習断って大問別演習やりまくった。

担任助手に勉強の相談をする時は「あくまで参考程度」に。担任助手が成功した方法を自分に踏襲したって上手くいくかなんて分からない。担任助手は勉強のスペシャリストじゃない、ちょっと年上のただの大学生。鵜呑みにせず、いいと思ったら試すくらいで。

東進の模試だけじゃなくて他予備校の模試も一回受けてみるといい。私は河合の全統共通テスト模試(Web受験)と駿台atama +共通テスト模試を受けた。受けるのが有名な大学なら河合と代ゼミの冠模試を検討してもいいかもしれない。予備校の癖に触れることで新たな発見があるかも。

東進にいると東進のレールに流されて東進の思うがままになっちゃいがちだけど、勉強法も学習スタイルも自分で編み出していくものってことを忘れないで。向上得点、受講コマ数、在校時間など東進の管理できるとこだけで努力が計られて部活の事情や家庭の事情を分かってくれないこともあると思う。でも忙しいなかでも「高マスならできる」「6限からならできる」とか今できることを見つけてやってくしかない。もし「あー今日は考え事が頭の中回って絶対集中できんわー」って日があったら潔く東進を休みなさい。東進のイベント系は自分が必要だと思ったら参加しなさい。甘えていいよってことじゃなくて全部自主性を持たないとだめってこと。

うまく行かない日だってある。東進来てもスマホ見ちゃったり、1時間以上席で爆睡したり、朝登校できなかったり、誘惑に負けて友達と遊んでしまったりするでしょ誰でも。私だって偉そうにこんなこと書いてるけどしょっちゅう寝坊したしサボりもしたし全然模範的な生徒じゃなかった。東進生は東進に通ってるだけで偉いんだから自信持って、自分を肯定してあげて欲しい。だめな日も落ち込まないで「今日はだめだった。じゃあ明日はどうする?」を常に考える前向きな受験生になって欲しい。みんな十分頑張ってる。

あと当たり前だけどマナーは守ろうな。消しかすを席に放置して帰ると次の人がイラつくからやめて。パソコンは綺麗な手で触ろう。

私は東進なんて好きじゃない。紙上の得点率で人の良し悪しを選別されている感じがする。でもその感情は置いといて勉強する環境として東進はよかったと思ってる。学校は穏やかだけど東進はぴりぴりしてて私も身が引き締まる思いがした。自習室の雰囲気がクリスマスあたりから変わって受験へと向かってく感じが「受験は団体戦」という言葉を想起させた。友達は全然いなかったけどよく見かける人たちに謎の仲間意識は感じてた。

東進という場を使って何をやるかは自分次第。結局置かれた場所で咲くしかないのだから、東進に入ってしまった以上全力で楽しもうぜ。
後輩たちの健康的な受験ライフを陰ながら応援しています。

総芸生へ
これは私の主観だが総芸で早慶上智を一般受験するのは不可能に近い。私は総芸9期の中で一番勉強してた自信はあるけど早稲田の過去問には歯が立たなかったし、予備校のなかでトップの成績だった人たちはみんな著名な進学校在学だった。総芸の進路状況を見ても一般ではMARCHが最高。勉強においてはそれだけハンデを背負ってる学校だということは念頭に置く必要がある。MARCHは頑張ればいけると思う。もちろん塾や予備校は必須になるが。専攻との両立は本当に厳しい。専攻に全力を注ぎたい人は推薦系で早く進路を決めた方がいい。

一般受験においては学校はまじで使えない。総芸の授業で受験対策に役立ったものなんて全体の5%くらい。出願のことも入試形態のことも先生は教えてくれないから全部自分でやるしかない。あと学科の自由選択は取らなくていい!私は取らなかったけど周りの人で取ってよかったって話を全く聞かないし自習より効率いい授業なんて存在しないから。
入試で評定を使わないと決めたら学校の授業は内職しまくる。定期テストは受験に使う教科だけちょっとやって家庭科とかは捨てる。専攻はサボらない、息抜きに使う。

小論文のネタとして自分の専攻のことが使えるのはかなりアドバンテージになる。専攻と直接的には関係ない学部に行くとしても絶対3年やってきた専門的な知識は活きる。小論文の添削や面接指導は学校が面倒見てくれる。

総芸で一般受験はおすすめできないけどそれでもやると決めた人は心から応援したいし、私も何か手助けしてあげたい。後輩には私のように孤独な思いをして欲しくない。何でも相談乗りますまじで。

10.おまけ 


①明治事件
早稲田の新思考入試と併せて明治大学文学部の自己推薦を受けようと検討していた。オンライン添削の人とも話して自己推薦書を作り始め、去年同じ入試を受けた学校の先輩に連絡して情報を得たりした。しかし、いざ担任に推薦書を書いてくださいとお願いしに行ったら「え?早稲田受けてるから無理だよ」と一刀両断。はあ?と半ギレのまま進路指導部の先生に事情を話しても無理だよの一点張り。

総合型選抜は「その学校を第一志望として入学を確約できる者が受験できる」とはいうものの大学ごとにその確約性は異なり、私が直接明治大学に電話して聞いた時は入学金さえ納めれば入学辞退は可能であるという返答だった。しかし高校の規則として総合型選抜は一人一校と決まっていて、新思考入試が学校に総合型選抜として受理されていたため明治は無理、ということだった。学校から推薦書を出してもらう必要がない新思考はてっきり総合型選抜ではないと思ってた私は唖然。進路指導部の先生は勝ち誇ったように私を見てにやり。逃げるように進路指導室出て校舎裏で大号泣、からのすぐ卒アル撮影あって死んだ。

なぜこんなことが起こってしまったのか。まず私と担任で進路選択について全く話す機会がなかったことが挙げられる。出願校、合格状況も何一つ報告しなかったしできるだけ担任とは関わらないようにしてた。それで学校との繋がりが弱くなってしまい情報の伝達不足が生まれてしまった...受験は情報戦だと強く実感。あとは私の確認不足。オンライン添削の人からは大丈夫って言われててそれで安心して確認とらなかった私にも非がある。結局頼りになるのは自分だけだ。


②三角チョコパイ事件
すっごいどうでもいいこと。学校が全く受験モードなかったので、どうしても騒いでる教室の雰囲気にイライラしてしまったり遊んでる人を冷たい目で見てしまったりした。クラスの子が三角チョコパイ食べに行こーよー新しい味が出たよーとか言ってるのが妙に腹立ってしまい、その場では涼しい顔でいたものの家で「おまえらは頭の中お花畑でいいよなあ!」と怒鳴り散らかす、ってことがあった(笑)もちろんその子たちは何も悪くないというのは前提で、自分の心の余裕の無さが窺える出来事。今となっては笑い話。


③受験生の恋愛事情
受験と恋愛の両立はむずいよ、だって勉強なんて冷静じゃないとできないじゃん。恋愛のことで頭がぐるぐるしてる中一単語でも覚えられるか?無理です。受験生はできる限り恋愛はしないほうがいい。告白もランデブーも受験終わってからやりなさい。
私は11月に同級生から告白を受けまして、数日上の空になりましたね。その辺の勉強ノートはそのことばっか書いてある。


④些細な楽しみ
模試の結果見るのは毎回ドキドキ。学校の模試で学年1位とった時はめちゃ嬉しかったなあ。いい点取れた時の結果を何回も見返してモチベ上げてた。
東進の中ではグルミかな。大した話はしないけど直前期とか人と話す機会が本当にないから会話できるだけで楽しく感じた。高2の時東進主催のトップリーダーに参加して他地域の学生と話したのは良い経験。公開授業も結構参加した。11月の公開授業でリアルの今井を見れた時は半泣きだったな。
学校の専攻は受験のことを一時的に忘れられてよかった。学校の数少ない友達と他愛もない話をしたり、図書室でちょっと好きな本読んだりと厳しい環境の中でもオアシスを見つけて耐えた。あとは東進で集中力切れた時にマックにコーヒー飲みに行くのは至福の時間だった...

11.全模試の記録、その他資料


高2 全国統一高校生テスト 6月

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全国統一高校生テスト 10月画像2

センター同日模試 1月画像3

共通テスト本番レベル模試 2月画像4

高3 共通テスト本番レベル模試 4月画像5

全国統一高校生テスト 6月画像6

駿台atama +共通テスト模試 7月画像9

河合塾 第2回全統共通テスト模試 8月
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共通テスト本番レベル模試 8月
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駿台ベネッセ共通テスト模試 9月画像10

全国統一高校生テスト 10月画像11

共通テスト本番レベル模試 最終12月画像12

最後はD判定。画像14

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この得点推移まじできもい。画像16

駿台atama +プレ共通テスト 12月画像13

共通テスト 1/16 答案再現
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高2レベル記述模試 9月画像18

3月画像19

早慶上理・難関国公立大模試 5月
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7月画像21

9月画像22

右肩下がり。この模試嫌いすぎて11月はさぼった。画像23

全4冊の勉強ノート画像24

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病み期画像29

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11/30 東進にて

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最後の一人まで粘った記念画像33

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筆箱に入れてた漢文帳画像35

直前期の愛用品画像36

共通テストの直後に撮った自分の机画像37

2/10 合格発表画像38



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