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【大学生】文系大学生がVue.jsとFirebaseで大学生向けの教科書フリマアプリを作ってみた

こんにちは、しゅんです。都内フロントエンドエンジニアとして働いてるエンジニア3年生です。今日は大学時代に作ったアプリについて紹介していきたいと思います。

作った当時は2020年1月〜3月の期間なので機能面や技術スタックが乏しくはありますが、作るまでの背景やアプリのアイデアを主に説明していきたいと思います。

教科書フリマアプリの紹介

カレッジマーケットという教科書のフリーマーケットアプリをVue.js2とFirebaseで作りました。「教科書を購入したが、使わなくなったので手放したい学生」と「教科書を買おうと思っている学生」を大学構内で繋げるアプリです。

後述しますが教科書だけではなく食堂の食券、充電器、体育の運動靴、実験で使う備品、就活の情報など教科書以外も物々交換の対象にしスケールできるように作っていました。

教科書フリマアプリで解決したい問題

大学4年の時に作ったサービスなのですが大学生活の集大成として「大学生活の中で何か不自由に感じたことを解決できるアプリ」を作ろうと課題を探していました。

色々と大学生活を振り返ってみて私が問題に感じたことが「講義で使う教科書の値段が思ったよりも高かった」ことです。哲学とか心理学とか文系の教科書でも5,000円くらいします。

開発を手伝ってくれた理系学生も、教科書だけではなく実験道具の購入も意外と出費になって痛かったと話していました。

これらの教科書を4年間ずっと使うのなら元が取れるかと思いましたが単位が取れるまでの半年間、長くて1年使ったらもう使わなくなってしまいます。

さらに使わなくなったので売りたい、手放したいと思っても実はその大学の中でしか使っていない教科書で市場的に価値が無かったり、教科書によっては書き込みをしてしまい売り物として出品できない場合もあります。

また、私の通っていた大学は学生ボランティア団体が不定期に通学路で教科書の露天を出していたので教科書を軸にアプリを作ることは需要があるのかなと少し確信を持っていました。

以上の背景から「教科書に特化した大学生向けのメルカリ」を作ることができれば大学時代に感じていた課題を解決できると思いカレッジマーケットを作ることにしました。

教科書フリマアプリで工夫した点

物々交換をメインにして決済サービスの実装を避けた

ターゲットは学生になるのですが、アプリにクレジットカードの情報を入れる導線を作ってしまうとアプリを使う敷居が高くなっていまうのが予想されます。

またアプリの特性上、同じ大学で渡した方が色々と都合が良いのではないかと思い「決済サービス」ではなく「大学生同士を引き合わせる」部分にフォーカスしたアプリになっています。

大学構内で直接、物々交換(または金銭授受)をするので送料もかかりません。金銭授受に関しては手渡し、またはPayPayなどの送金機能を想定していましたがPayPayに関してはガイドラインに抵触しないか調査が必要ですね(多分ダメなはず)

もちろん格好をつけて「決済サービスの実装を避けた」とは言っていますが、実際はStripeなどの決済サービスの実装が間に合わなかったというのもあります。

アプリを通じて学年・学部を超えた繋がりを作る

これがアプリをスケールさせる想定で作った基盤アイデアになります。

大学生になって私はサークルや部活動に所属をしていなかったので同じ学部の友達やバイトの友達など限られた範囲の中で過ごしていました。同じ学部の先輩・後輩や他学部との関わりはほとんどありません。

大学時代を通して一番大事だと思ったのは「人との繋がりを作り、知見を広げること」だと思いました。以下実体験です。

※後で記事を貼ります_20231018

知見を広げるというところが味噌でして、大学時代は想像以上に時間を持て余します。色々挑戦できる大切な時間なのですが、自分の知っている範囲なんてたかが知れています。

自分と異なるコミュニティや年齢層と会ってみて「実はこんなことが流行っているんだ」「こういうことがあるんだ」と知って、やるかどうかは後で決めれば良いと思っています。ただ「知らないからやらない」という状態が一番勿体無いと思いました。

例えば僕の場合はバイト先の同期に影響されて取り組んでみた長期インターンシップやプログラミングが該当すると思います。ゴルフはやってみましたが肌に合わずやめました。

本アプリを使うことは少なくとも先輩から後輩に教科書が渡されることが想定されるので先輩・後輩間で何か新しい繋がりができるかもしれません。交換するものを教科書以外に広げれば、他の学部生との交流につながるかもしれませんね。

そういったきっかけ作りを最大化するために、初期の段階からスケールさせる前提でアプリを作っていました。

教科書フリマアプリの懸念点

一旦ここで本アプリを作成・運用するにあたっての懸念点を箇条書きしていきます。

  • 仮に本アプリが軌道に乗ったとすると教科書が売れなくなるので教授の収入が減るけど問題ないか?

  • 上記に付随して、教科書系なので大学に申請をする必要あるのか?

  • 先述した学生ボランティア団体が不定期に通学路で教科書の露天とカニバリズムになるが問題ないか?

  • 例えばレポートとかの交換とかは大学的に問題ないか?

  • マッチングアプリの側面もあるのでマッチングアプリ系のガイドラインの調査は必要になりそう

最後に

このアプリを作ったのは大学卒業間際だったので運用することなく終わってしまいました。

また、大学に使わなくなった教科書を回収して安く売るという学生ボランティア団体があったので、そこに変わって運用してもらえないか営業をしましたが断られてしまいました。そりゃそうだ。

セキュリティに関しては大学生だけに付与されるアドレス以外でバリデーションをかけていましたが、諸々のセキュリティ面や先述した懸念事項など多々あったので、もし運用されることがあったら危なかったなと思います。

しかし、最後まで作り切ることができた事実や、リアルタイムチャットやFirebaseとの連携を試せたりと技術的にも学ぶことの多い作品となりました。

個人開発をするときもこのくらいのモチベーションを保って開発に取り組みたいですね。駆け足になりましたが最後までご覧いただきありがとうございました。

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