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日本を出たら生きたくなった。


日本を出たら生きたくなった。

日本が嫌いなわけじゃない。
日本のパスポートを持っていることをとても誇りに思う。

ただ、暮らしが自分と合わない。

給料制度も、かしこまった接客も、丁寧すぎる言葉遣いも、
ちょっと、ほんのちょっとだけ嫌いだ。
窮屈に感じてしまう。

洋服も、可愛いの基準もちょっと自分とは合わない。
露出したファッション、ラフな格好を日本でするのは恥ずかしいと思ってしまう。

美味しいご飯、化粧品、日用品、
日本はなんでも揃って天国だと思う。

でもでも、やっぱり合わないんだ。

言いたくないけど、日本にいると消えてしまいたくなる。
理由もわからず落ち込む日々。
引きこもりたくなるし、日本の朝が好きではない。
普通になれない自分が嫌だし、毎日鏡を見ては、自分が嫌いになって、勝手に涙が出てくる。


「日本いい国じゃん。」
「なんでそんなに出たがるのかわからない。」

外国人の友人はみんな日本に住みたいと言っている。

もう、そんなセリフ私に言わないで。
私だってわからないんだ。


ただ、言えることは日本を出たら生きたくなった。
正確に言うと、生きやすくなった。


大学生の時、韓国で過ごした。
居心地が良かった。

海外に留学、ワーキングホリデーをした。
自分が自分でいられるような気がした。


だから、消えたくなったら海外に行く。
どこでもいい、どこかに行く。
誰にも言わず、どっかに行く。できれば住む。

そして、今はアイルランドに来た。

何もする必要はない。
そりゃ、仕事はしないと生きていけないけど、
海外にきたからには、頑張らなきゃ!なんて思わなくていい。
もうね、適当に生きる。

私は海外に出ると適当に生きることができる。
適当に生きれることが、私にとっての幸せだ。


もし、私みたいに落ち込みやすくて、家から出たくなくて、鏡に写る自分を見ては、へこんで、消えたくなってしまう人がいたら、
本当にどこでもいいから、どこか遠くへ行ってみて欲しい。
勇気がいるけど、それも、一瞬だから。

そして、もしかしたら、生きたくなるから。
それか、生きやすくなるから。


私は、日本を出たら、生きたくなった。
でもまだ、私にとって、生きるって、大変だと思う。
でも、生きてるだけで偉いと思う。
生きたいって思えるってすごいと思う。



うん。これは、私の人生観。
みんな違って、みんないい。


おーわり。


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