見出し画像

小学生、中学生へのファンタジー小説のすすめ

はじめまして、18卒で4月から社会人になる理系の院生です。初めてのnoteです。

さて、ぼくは小、中学生のころにファンタジー小説にどっぷりはまっていました。特にハリーポッターと賢者の石は50回以上は読んだと思います…笑 毎日図書館に通いつめ、ファンタジーの世界にトリップし楽しんでいたわけですが、ぼくのおすすめ小説を紹介します。小、中学生の子を持つ親の方ぜひ参考にしてください!



(最初に軽くファンタジー小説について思うところを語りますのでどうでもいいって方は2段落とばしてください)
他のジャンルと一番差別化を図れるのはとっつきやすさです。本を読むことへの抵抗をなくすのに最適だと思います。大抵のファンタジー小説はシリーズ化しているので気に入った世界観を何度か楽しめるのも良いところです。読書には想像力が鍛えられるという利点もあります。特にファンタジーは現実には存在しない道具、動物、現象があるので想像で補う部分が多くなり鍛えられやすいと考えられます。想像力が育つと頭の中で字から画への変換がノータイムになります。実際ぼくは本を読んでいるのに字が見えておらず画が動いていて話が進んでいく経験が何度かあります、これとても楽しいのでぜひ経験してほしいです!

ぼくはほとんど海外原作で日本語に翻訳された小説を読んでいました、これによって小説の世界がオールファンタジーになるんです。どういうことかというと魔法を使えばもちろんファンタジーの世界、そして原作国が舞台になることが多いため魔法を使っていない日常パートも異国が舞台つまりファンタジーの世界なのです(日本に住んでいない小、中学生は日本原作のファンタジーを読めばよいわけです)。読んだことがある方はハリーポッターを考えてもらえば分かると思いますが、イースターやクリスマスなどの文化の違い、聞いたこともない食べ物の名前、先生と生徒の関係のありかた、ジョークの質などちょっとした日常が日本とは違うので子供にとっては異世界に感じられます。ここでファンタジーという言葉の定義についてですがぼくは自分が住む世界とは異なる世界の話と捉えています。そのため日本原作のファンタジー(例えば妖怪アパートの幽雅な日常)はファンタジーではない瞬間があるということです。



ではおすすめ紹介します!

1. ダレン・シャン (Darren Shan 作)
主人公ダレン・シャン少年は、偶然に奇怪なサーカスのチケットを手に入れた。そのサーカスを見にいった夜から、彼は数奇な運命を背負ってしまう。親友の命を救うために、ダレンが正体不明のバンパイアと取り引きしたこととは…。
ご存知の方も多いかと思いますが、全12巻に渡る長編のミステリーファンタジー。字が大きく低学年の小学生でもすいすい読めるはず。ダークな雰囲気と容赦ない表現で夢中になれます。場面がさまざまに変わるのも良い。映画化やマンガ化もされています、ぼくはマンガは少し読んで画が雰囲気と違いすぎて閉じました。
2. レイチェルと滅びの呪文
 レイチェルと魔法の匂い
 レイチェルと魔導師の誓い
(クリフ・マクニッシュ 作)
降る雪さえ黒い、暗黒の星イスレア。ここでは邪な魔法がすべてを支配する。魔女がつくりだした邪悪な生きもの、さらわれてきた子どもの奴隷たち、あらゆるものにこめられた呪文…。はたしてレイチェルは、この星を救う伝説の「希望の子」なのか?異世界を舞台に、少女の冒険を壮大に描くファンタスティック・アドベンチャー。

子供たちが大活躍するお話。魔法の表現は大雑把だがハラハラドキドキで飽きない。変わった名前が多く人物もそれなりに多いので小学4年生くらいからおすすめ。終わり方が爽快で気持ちよい。
3. サークル・オブ・マジック (デブラ ドイル, ジェイムズ・D. マクドナルド 作)
勇敢な騎士への道を歩んでいたランドル少年は、自らに備わる魔法の才能に気づき、故郷から遠く離れた魔法の学校に入学する。そこで学ぶ「サークル・オブ・マジック」とは。そして彼の前には意外な敵が立ちはだかるのだった。

中世ヨーロッパの世界観、剣と魔法の世界、魔法学校、仲間との冒険など王道のファンタジー。今のなろう小説の完全体みたいな王道さ。全4巻。
4. セブンスタワー (ガース ニクス 作)
その塔の上には闇の世界で輝き魔法の力をあたえてくれる偉大な石、サンストーンがある。タル少年は、行方不明の父や病気の母を救うため、その石を手に入れなくてはならない!想像を越える不思議な世界でくりひろげられるファンタジーアドベンチャー!

ファンタジーの中でも一風変わった世界が舞台のこの作品、塔の中に厳しい上下関係があったり別世界があったり…いろいろと考えさせられ大人にもおすすめ。他のおすすめ小説と違い主人公が強すぎないところも楽しみどころ、全6巻。
5. バーティミアス (ジョナサン・ストラウド 作)
舞台は、魔法使いたちが支配する、現代のロンドン。魔法修業中の少年ナサニエルは、泣き虫だけど、負けず嫌いな12歳。少年は、ベテランの妖霊バーティミアスを呼び出した。目的は、邪悪なエリート魔法使いサイモンに復讐をするため、〈サマルカンドの秘宝〉を、盗み出すということ。はたして、ヒヨッコ魔法使いのナサニエルとちょっとまぬけなバーティミアスのコンビは、〈秘宝〉を手に入れ、強敵サイモンをやっつけることができるのか?今まで誰も体験したことのない、子どもから大人まで夢中になれる新しい世界。

まずお伝えしたいのはそのボリューム!3巻までありますがすべてが辞書より分厚いです、600ページを超える本で派手な見た目をしていますが中身も本格派です。テキストの配置が少し変わっていて下段は妖霊バーティミアスの心の中が注釈のスタイルで書かれてあり、ウィットに富んだ解説を楽しむことができる。主人公が魅力的で少年が青年になっていく人間らしさも見どころ。


以上、いたずらくんでした。
Twitter @Ag1vdwBbcSRJz6X




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?