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偶感

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[偶感(ぐうかん)] 折にふれて、ふと、思い浮かんだ感想。 その時感じたことを感じたままに綴っています。
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2020年4月の記事一覧

わたしがわたしであるために、あなたはあなたでいてください

わたしがわたしであるために、あなたはあなたでいてください

〔やよいの保育〕5月のこころづもりの中で、こどもがこどもらしくいられるために、大人は大人でいようということを書いた。(未投稿)

なかなか難しいことではあるのだが、子どもを尊重するあまりすべて子どもの要求を汲んでそれに振り回されてしまい疲れ果ててしまう親子をよく見る。相手の気持ちを尊重することはもちろん大事ではあるが、人生の中で自分の思い通りことが進むことはないし、もしそうだとしてもそんな人生はか

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目のつけどころ

目のつけどころ

同じものを見ていても感じ方は人それぞれ

こんなところに滝がある
水場がある

一緒に歩きながら、遊べそうなところを探していたなんて!

目のつけどころがちがうね

幹がまっぷたつに裂けてるのは雷が落ちたから。
気の倒れ方でわかるんだって!

目のつけどころがちがうね

四角い石がひしめき合ってる写真。
ヨーロッパの街並みを映した航空写真?
はたまた、テキスタイル?

そんなふうに見えるんだ。

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私の本の読み方

私の本の読み方

本を読むときにたのしみにしていることは[まえがき]と[あとがき]を読むこと。

ここに作者の伝えたいことが必ず書かれているから。

特に[まえがき]には作者の思い入れがたっぷり詰め込まれて、ハッとすることが多い。

だから私はしっかりと[まえがき]を読んで作者の気持ちを受け取ってから本文に入る。

大切な儀式。

そのときがくるまで

そのときがくるまで

なんだか自分は何もできない気がして、もどかしい気持ちになるけど

きっと今はその時じゃない

いつか動くときがやってくる

その時が来るまでは、準備万端整えて

身軽に動ける身体になっておこう

考えるよりも先に反応して動きながら思考する、そんな身体になっておこう

今は準備万端整えて、その時を待っておこう

わたしがわたしを知らない

わたしがわたしを知らない

不確かなものを不確かなままにポーンと放り投げたら、輪郭をもってかえってきた。

「これがわたし?」いや
「これを言いたかったんだよ。わたし」

驚きをもって、よろこんで受け取った。

なーんだ、放って委ねたらよかったんだ。たったそれだけのことだった。

わたしが、わたしが、わたしが…と言い続けていた時には、案外自分の輪郭ははっきりしなかった。

他人と自分の境界線がぼやけて曖昧になってこそ気づいた

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