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わたしがわたしであるために、あなたはあなたでいてください

〔やよいの保育〕5月のこころづもりの中で、こどもがこどもらしくいられるために、大人は大人でいようということを書いた。(未投稿)

なかなか難しいことではあるのだが、子どもを尊重するあまりすべて子どもの要求を汲んでそれに振り回されてしまい疲れ果ててしまう親子をよく見る。相手の気持ちを尊重することはもちろん大事ではあるが、人生の中で自分の思い通りことが進むことはないし、もしそうだとしてもそんな人生はかなり危うい。自分に照らし合わせてみるとよくわかるのだが、これが子ども特に親子関係の時は子ども可愛さについすべてを受け入れたくなる。

大人のというよりは相手の言動により自分はよかった、うれしかった、かなしかった、いやだったと感じることが出来る。程度問題によるが例え否定的なことであってもそれによって自分という輪郭がはっきりしてくる。そう、人というのは関係性の中で生きているのだ。

だからこそのびのびと子どもらしく過ごしてほしいと願うなら、大人たちはしっかり大人としてあって欲しい。言うは易し行うは難しだけどそうありたいと願う。

こんなことを書きながら、これは大人と子どもの関係に限らず、人と人との関係全てに関わることだと気がついた。そして、あなたがあなたでいてくれるから、安心してわたしはわたしでいられる。今いるわたしは他者からできているのだなあと思ったら、良いも悪いもひっくるめて、あなたがとても愛おしくなった。

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